組み込み市場向けの合成可能なコア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 09:53 UTC 版)
「MIPSアーキテクチャ」の記事における「組み込み市場向けの合成可能なコア」の解説
最近ではMIPSアーキテクチャはIPコアとして、組み込み用プロセッサの設計に使える形で利用されることが多い。1999年の時点で、32ビットと64ビットの基本コアが提供されており、それぞれ MIPS32 4K と MIPS64 5K と呼ばれている。それらのコアとFPU、SIMDシステム、各種I/Oデバイスなどを組み合わせてチップを設計できる。 MIPSコアは商業的に成功を収め、様々な機器で利用されている。例えば、シスコシステムズやリンクシスなどのルーター、ケーブルモデム、ADSLモデム、ICカード、レーザープリンター、セットトップボックス、ロボット、ソニー・コンピュータエンタテインメントのPlayStation 2やPlayStation Portableなどで使われている。携帯電話やPDAの分野では競合するARMアーキテクチャの座を奪うことはできなかった。 MIPSアーキテクチャの組み込み用プロセッサとして IDT RC32438 ATI Xilleon Alchemy Au1000/1100/1200 Broadcom Sentry5 RMI XLR7xx Cavium Octeon CN30xx/CN31xx/CN36xx/CN38xx/CN5xxx インフィニオン・テクノロジーズ EasyPort/Amazon/Danube/ADM5120/WildPass/INCA-IP/INCA-IP2 Microchip Technology PIC32 NEC EMMA/EMMA2/VR4181A/VR4121/VR4122/VR4181A/VR5432/VR5500 Oak Technologies Generation PMC-Sierra RM11200 QuickLogic QuickMIPS ESP 東芝 Donau/TMPR492x/TX4925/TX9956/TX7901 などがある。
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