細菌による汚染
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 04:59 UTC 版)
1978年(昭和53年)3月、鶴見川河口付近の河川水からコレラ菌(エルトール型)が検出された。当時の厚生省は、本件において河川水からコレラに感染する可能性はないと発表したものの、住民には動揺が広がった。結局、川崎市高津区内の医院に設置された浄化槽から、支流の有馬川を経て、鶴見川を汚染していたものと判明した。 この件の後、全国各地の自治体で各地方衛生研究所を中心に、河川水の定点観測が始められた。神奈川県と横浜市、川崎市でも、各衛生研究所(衛検)が、河川水の細菌学的定点観測を継続している。鶴見川では、臨港鶴見川橋、川向橋(以上、横浜市衛検)、末吉橋(川崎市衛検)を定点として観測されている。一般的なコレラ菌 (O1) は検出されるものの、毒素を産生する菌が検出されたことはない。
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