細菌のアイソザイム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 13:46 UTC 版)
「ピルビン酸キナーゼ」の記事における「細菌のアイソザイム」の解説
大腸菌Escherichia coliなど多くの腸内細菌科の生物にはPykA、PykFの2種類のアイソザイムが存在し、大腸菌では両者の同一性は37%である(Uniprot: PykA, PykF)。これらは真核生物のものと同じ反応を触媒し、すなわち解糖系の最終段階でADPとPEPからATPを産生し、この段階は生理的条件下では不可逆的である。PykFはFBPによってアロステリックに調節され、このことは細胞代謝においてPykFが中心的役割を果たしていることを反映している。大腸菌におけるPykFの転写は、グローバルな転写調節因子Cra(FruR)によって調節されている。
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