純粋のカントリー・アルバムとして
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「ナッシュヴィル・スカイライン」の記事における「純粋のカントリー・アルバムとして」の解説
前作の『ジョン・ウェズリー・ハーディング』(1967年)で見られたカントリー音楽への傾倒が本作ではより顕著となり、事実上のカントリー音楽のアルバムとなっている。敬愛する大御所カントリー・ミュージシャン、ジョニー・キャッシュをゲストに迎え、1969年2月13~15日、ニューヨークで録音され、この年の4月には全米アルバム売上げ3位の好成績をあげた。収録曲のうち「レイ・レディ・レイ」は本来映画『真夜中のカーボーイ』の主題歌として作曲されたもので、締め切りに間に合わず、ハリー・ニルソンの「うわさの男」に差し替えられてしまったという経歴を持つ。この曲は全米7位となり、ディランにとって久々のシングル・ヒットとなった。長らく日本盤のレコードやCDでは妙な訳詞だったが今は改められている。その後もコンサートツアーの重要なレパートリーとなり、『偉大なる復活』(1974年)、『激しい雨』(1976年)のライブ・アルバムに収録されている。 アルバム未収録の"Wanted Man"はジョニー・キャッシュ、ジョニー・ソログッドらにカバーされている。
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