系統上の問題
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内田(1965)はこの類について環形動物の中で原始的な群であるとの判断があることを紹介しつつ、多毛類の退化した形のものか、あるいは幼生の形で発育が留まったものとの判断を示している。岡田他(1965)ではこれらの内容と同時に系統的にまとまった群と言うより「人工的に集めた綱」と言っている。現在では上記の群は様々な群に分かれて配置されている。岩槻・馬渡監修(2000)にはこの群の名称すら残っていない。
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系統上の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/24 23:46 UTC 版)
上記のようにこのコケは全体としては蘚類の大部分を占めるマゴケ類に似ているが、重要な差異が幾つもある。 まず、蒴の構造として、マゴケ類では蒴の先端に蓋があり、これが外れると口が開き、その口の周囲には蒴歯という突起が並んでいる。胞子はここから放出される。だが本群では蒴の先端に帽はあるがごく小さく、胞子の放出は側面に生じる縦割れの口から行われる。また、蒴の柄はマゴケ亜綱では胞子体のものであるが、この群では胞子体そのものは柄を形成しない。柄のように見える部分はあるが、これは配偶体の先端が伸びたものであり、これを偽足、あるいは偽柄という。 また、マゴケ亜綱では原糸体は多くが糸状なのに対して、本群では多列の細胞を含んで葉状となる。 蘚類の中にある独特の群としてはミズゴケ類があり、この類でも原糸体は葉状、蒴の柄は偽柄で、それらの点では共通するが、軸柱が先端まで届かず、また胞子形成の過程も異なる。 この様なことから、この科を蘚類の中で独立させ、クロゴケ亜綱 Andreaeidae あるいはクロゴケ綱とする。 クロゴケ・コロニー 同・細部の構造 同・原糸体
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