米軍における擲弾兵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 08:20 UTC 版)
太平洋戦争で日本軍と交戦した米軍は、鹵獲した八九式重擲弾筒の高い性能を評価し“ニー・モーター”と呼んで自軍でも使用し(ただし、ニー・モーターの名は「膝で支えて撃つ」という誤解に基づくものであり、実際にそうして撃った結果骨折した兵士もいたとされる)初期のベトナム戦争においても使用されていた事を、当時グリーンベレーの隊員として従軍していた三島瑞穂が証言している。 また、スプリングフィールド造兵廠付属の博物館にも同擲弾筒が優れた敵国兵器のサンプルとして展示されている。 米軍は擲弾筒と同様の利用コンセプトながら、より軽便に使用できる小銃型のM79や、M16小銃の銃身下部に取り付けられるM203といったグレネードランチャーをベトナムのジャングル戦に投入し、高い効果を上げたため、ソ連や他の諸国でも同種の兵器を採用するようになった。 M203を装着したM4カービンと米陸軍兵士。 M79(右)とFN MINIMI。ハワード米空軍基地にて。 米軍の演習で使用されるM203とその着弾。
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