第7章・英雄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 02:31 UTC 版)
「トラスティベル 〜ショパンの夢〜」の記事における「第7章・英雄」の解説
よろめきながらも何とか立ち上がったアレグレットだったが、先程の衝撃波をまともに受けたクレッシェンドとセレナーデが負傷していた。クレッシェンドはアレグレットたちを巻き込んでしまった事を詫びながらも、この世界を守るためにレガートを止めてほしいとアレグレットたちに頼む。そして目の前にはレガートが空間を捻じ曲げてこじ開けた次元の穴があった。目の前の光景が信じられないアレグレットだったが、このままレガートを放置しておけば何が起こるか分からない。意を決してアレグレットたちは穴の中へと突入していった。 次元の穴を抜けて次元の狭間にたどり着いたアレグレットたち。さらに先に進むと、そこには月の都エレジーがあった。そしてそこで暮らしていたのは、鉱封薬によって魔法が使えるようになった代償として成仏出来なくなり、あの世にも行けず、この世にも留まれなくなってしまった人々の魂だった。さらにこの世界には「時間」が存在せず、永遠に何も変わる事の無い全てが停滞した世界なのだという。驚くアレグレットたちだったが、魂たちは何も動揺する事も無く幸せそうに静かに暮らしていた。そして皆が口を揃えてアレグレットたちに語る。「ここに来て本当の幸せを得る事が出来た」と。 先に進もうとするアレグレットたちだったが、夢幻砂丘へと続く道には強力な結界が張られていた。エレジーの長老が言うには、光る鍵盤の塔シロフォンの頂上に結界の制御装置があり、それを解除すれば先に進めるようになるのだという。アレグレットたちはシロフォンに向かい、そこで課された試練を乗り越えながら頂上に到達し、制御装置を守る巨大な魔物・オーガキングとウィックドシュラブを打ち倒し、結界の制御装置を解除する事に成功する。 結界を抜けた先の夢幻砂丘を抜け、アレグレットたちはエレジーの住民がレガートを見かけたと語る、砂の巨塔ダブルリードにたどり着いた。頂上への道を守る4体の守護者を次々と打ち倒していくアレグレットたちだったが、同時にショパンには以前から抱いていた疑問がより強くなっていた。ここは自分が創り出した夢の世界のはず。なのに人々は皆、自分の意思という物を持っており、さらにショパンは仲間との強い一体感や団結をも感じていた。「ここは本当に私が創り出した夢の中の世界なのか…?」 ダブルリードの最上階には、かつてレガート「だった」「それ」…ルインドボディが待ち構えていた。アレグレットの号令と共にルインドボディとの激しい死闘が始まり…そして苦しみながらもアレグレットたちは遂にルインドボディを打ち倒した。レガートの魂が浄化された瞬間、レガートがロック山で開けたのと同じような穴が突然生まれる。驚くアレグレットたちだったが、ショパンは意を決した表情で穴の中へと向かう。「ショパンさん?」「どこ行くんだよ?」ビートとアレグレットの言葉はショパンには届かなかった。
※この「第7章・英雄」の解説は、「トラスティベル 〜ショパンの夢〜」の解説の一部です。
「第7章・英雄」を含む「トラスティベル 〜ショパンの夢〜」の記事については、「トラスティベル 〜ショパンの夢〜」の概要を参照ください。
- 第7章・英雄のページへのリンク