第59回スーパーボウルとは? わかりやすく解説

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第59回スーパーボウル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/02 16:55 UTC 版)

第59回スーパーボウル
Super Bowl LIX
1 2 3 4
KC 0 0 6 16 22
PHI 7 17 10 6 40
開催日 2025年2月9日
スタジアム シーザーズ・スーパードーム
開催地 ルイジアナ州ニューオーリンズ
MVP ジェイレン・ハーツ
国歌斉唱 ジョン・バティステ
審判 ロン・トーバート[1] 
ハーフタイム ケンドリック・ラマー[2]
チーフス
イーグルス
開催地
アメリカにおけるテレビ放送
ネットワーク FOX
実況と解説 ケビン・バークハート (実況)
トム・ブレイディ (解説)
エリン・アンドリューストム・リナルディ (サイドラインリポーター)
マイク・ペレイラ (ルール解説)
 < 第58回 スーパーボウル 第60回 > 

第59回スーパーボウル(Super Bowl LIX)は、2024年シーズンNFLのチャンピオンを決める試合。2025年2月9日、AFC王者のカンザスシティ・チーフスとNFC王者のフィラデルフィア・イーグルスが対戦し、イーグルスが40-22で勝利し7年ぶり2度目の優勝を果たした。MVPにはジェイレン・ハーツが選ばれた。ルイジアナ州ニューオーリンズでの開催は、前年の第58回大会の予定であったが、2021年シーズンからのレギュラーシーズン17試合制移行により、開催日が1週間ずれ、大規模イベント(ニューオーリンズ・マルディグラ)と重なるため、翌年の今大会での開催に変更された[3]

開催地決定まで

第56回までの開催地は、開催を希望する都市が入札し、オーナー会議の投票で決定するプロセスを採用していたが、第57回、第58回の開催分からはリーグの方から開催候補地に開催に向けた接触をすることが許されるようになった。

リーグと接触し、開催を希望したアリゾナ州グレンデールルイジアナ州ニューオーリンズが提案書をまとめ、その提案書に対する無記名投票が2018年5月のオーナー会議において行われた。その結果、第57回をアリゾナ州アリゾナ州グレンデール、第58回をルイジアナ州ニューオーリンズで開催することが満場一致にて決定した[4]

しかし、前述のように17試合制移行に伴い、大規模イベントと日程が重なったため、翌年の今大会に変更された。

同スタジアムでスーパーボウルが開催されるのは、ジョー・フラッコレイ・ルイスコリン・キャパニックバーノン・デービスといった選手が出場し、試合中のスタジアム停電が話題となった第47回大会以来、11年ぶり8度目となる。ニューオーリンズでの開催は、11度目となる。

過去のニューオーリンズ開催のスーパーボウル
AFC代表 スコア NFC代表 MVP
チューレイン・スタジアム
4 カンザスシティ・チーフス 23-7 ミネソタ・バイキングス QB レン・ドーソン
6 マイアミ・ドルフィンズ 3-24 ダラス・カウボーイズ QB ロジャー・ストーバック
9 ピッツバーグ・スティーラーズ 16-6 ミネソタ・バイキングス RB フランコ・ハリス
メルセデス・ベンツ・スーパードーム
12 デンバー・ブロンコス 10-27 ダラス・カウボーイズ DT
DE
ランディ・ホワイト
ハーベイ・マーティン
15 オークランド・レイダース 27-10 フィラデルフィア・イーグルス QB ジム・プランケット
20 ニューイングランド・ペイトリオッツ 10-46 シカゴ・ベアーズ RE リチャード・デント
24 デンバー・ブロンコス 10-55 サンフランシスコ・49ers QB ジョー・モンタナ
31 ニューイングランド・ペイトリオッツ 21-35 グリーンベイ・パッカーズ KR デズモンド・ハワード
36 ニューイングランド・ペイトリオッツ 20-17 セントルイス・ラムズ QB トム・ブレイディ
47 ボルチモア・レイブンズ 34-31 サンフランシスコ・49ers QB ジョー・フラッコ

   は、勝利したチーム

出場チーム

NFC代表フィラデルフィア・イーグルスはNFC第2シードから2年ぶり5度目の出場、AFC代表カンザスシティ・チーフスはAFC第1シードから3年連続7度目の出場。イーグルスが勝利すれば、52回大会以来7年ぶり2度目、チーフスが勝利すれば史上初の3連覇を達成し、5度目のスーパーボウル制覇となる。両チームがスーパーボウルで対戦するのは2023年57回大会以来2年ぶり2度目で、その試合では38対35でチーフスが勝利している。

イーグルスの戦績
相手 結果 戦績
1 9月6日 グリーンベイ・パッカーズ 34-29 1-0 R
2 9月16日 アトランタ・ファルコンズ 21-22 1-1 R
3 9月22日 at ニューオーリンズ・セインツ 15-12 2-1 R
4 9月29日 at タンパベイ・バッカニアーズ 16-33 2-2 R
5 バイウィーク
6 10月13日 クリーブランド・ブラウンズ 20-16 3-2 R
7 10月20日 at ニューヨーク・ジャイアンツ 28-3 4-2 R
8 10月27日 at シンシナティ・ベンガルズ 37-17 5-2 R
9 11月3日 ジャクソンビル・ジャガーズ 28-23 6-2 R
10 11月10日 at ダラス・カウボーイズ 34-6 7-2 R
11 11月14日 ワシントン・コマンダース 26-18 8-2 R
12 11月24日 at ロサンゼルス・ラムズ 37-20 9-2 R
13 12月1 at ボルチモア・レイブンズ 24-19 10-2 R
14 12月8日 カロライナ・パンサーズ 22-16 11-2 R
15 12月15日 ピッツバーグ・スティーラーズ 27-13 12-2 R
16 12月22 at ワシントン・コマンダース 33-36 12-3 R
17 12月29日 ダラス・カウボーイズ 41-7 13-3 R
18 1月5日 ニューヨーク・ジャイアンツ 20-13 14-3 R
プレーオフ (NFC第2シード)
WC 1月12日 グリーンベイ・パッカーズ (7) 22–10 1–0 R
DP 1月19日 ロサンゼルス・ラムズ (4) 28–22 2–0 R
CC 1月26日 ワシントン・コマンダース (6) 55-23 3-0 R
 勝利   敗戦  at:敵地での対戦
チーフスの戦績
相手 結果 戦績
1 9月5日 ボルチモア・レイブンズ 27–20 1–0 R
2 9月15日 シンシナティ・ベンガルズ 26–25 2–0 R
3 9月22日 at アトランタ・ファルコンズ 22–17 3–0 R
4 9月29日 at ロサンゼルス・チャージャーズ 17–10 4–0 R
5 10月7日 ニューオーリンズ・セインツ 26–13 5–0 R
6 バイウィーク
7 10月20日 at サンフランシスコ・49ers 28–18 6–0 R
8 10月27日 at ラスベガス・レイダース 27–20 7–0 R
9 11月4日 タンパベイ・バッカニアーズ 30–24 (OT) 8–0 R
10 11月10日 デンバー・ブロンコス 16–14 9–0 R
11 11月17日 at バッファロー・ビルズ 21–30 9–1 R
12 11月24日 at カロライナ・パンサーズ 30–27 10–1 R
13 11月29日 ラスベガス・レイダース 19–17 11–1 R
14 12月8日 ロサンゼルス・チャージャーズ 19–17 12–1 R
15 12月15日 at クリーブランド・ブラウンズ 21–7 13–1 R
16 12月21日 ヒューストン・テキサンズ 27–19 14–1 R
17 12月25日 at ピッツバーグ・スティーラーズ 29–10 15–1 R
18 1月5日 at デンバー・ブロンコス 0–38 15–2 R
プレーオフ (AFC第1シード)
WC シードにより免除
DP 1月18日 ヒューストン・テキサンズ (4) 23–14 1–0 R
CC 1月26日 バッファロー・ビルズ (2) 32–29 2–0 R
 勝利   敗戦  at:敵地での対戦

カンザスシティ・チーフス

過去2年間のスーパーボウルを制したチーフスは、デトロイト・ライオンズと並ぶNFLトップの15勝2敗でレギュラーシーズンを終えた。15勝のうち10勝は7点差以内で接戦をものとしてきた[5]。QBパトリック・マホームズのパス獲得は4000ヤードに達せず、先発QBになってから初めてプロボウルに選ばれなかったがNFL史上2位となるウィニングドライブ7回を達成した。TEトラビス・ケルシーはチームトップのレシーブ823ヤード、RBカリーム・ハントはランでチームトップの742ヤード、9タッチダウンをあげた。シーズン中盤にテネシー・タイタンズから加入したWRディアンドレ・ホプキンスは5試合に先発出場し、437ヤードを獲得、4タッチダウンをあげた。オフェンスラインのジョー・トゥーネイ、クリード・ハンフリー、トリー・スミスはプロボウルに選ばれた。トゥーネイとハンフリーはAP通信のオールプロチームにも選ばれた。

ディフェンスではオールプロに選ばれたDTクリス・ジョーンズが5サック、CBトレント・マクダフィーが2インターセプトをあげた。他にもジョージ・カーラフティスが8サック、ニック・ボルトンが106タックル、ジャスティン・リードが87タックルの活躍を見せた。

チームは5年間で4回目、通算7回目のスーパーボウル出場となる。過去の大会でチームは第4回第54回第57回第58回で勝利、第1回第55回に敗れている。

スーパーボウルを連覇したチームはこれまで8チームあるがいずれも翌年スーパーボウル出場を逃しており、チーフスが初めてスーパーボウル3連覇を目指した試合に臨むことになる[6]

チーフスの当年及び近年のシーズン成績
成績 AFC 地区 Div Con 平均得点 平均失点
2024 AFC優勝/SB敗戦 1位 1優勝 15 2 0 .882 5-1 10-2 22.6 19.2
2023 スーパーボウル制覇 3位 1優勝 11 6 0 .647 4–2 9–3 21.8 17.3
2022 スーパーボウル制覇 1位 1優勝 14 3 0 .824 6-0 9-3 29.2 21.7
2021 AFC決勝敗退 2位 1優勝 12 5 0 .706 5-1 7-5 28.2 21.4
2020 AFC優勝/SB敗戦 1位 1優勝 14 2 0 .875 4-2 10-2 29.6 22.6
2019 スーパーボウル制覇 2位 1優勝 12 4 0 .750 6-0 9-3 28.2 19.3
2018 AFC決勝敗退 1位 1優勝 12 4 0 .750 5-1 10-2 35.3 26.3
2017 ワイルドカード敗退 4位 1優勝 10 6 0 .625 5-1 8-4 25.9 21.2
2016 ディビジョナル敗退 2位 1優勝 12 4 0 .750 6-0 9-3 24.3 19.4
2015 ディビジョナル敗退 5位 2位 11 5 0 .688 5-1 10-2 25.3 17.7
2014 レギュラー敗退 8位 2位 9 7 0 .563 3-3 7-5 22.1 17.6

[7]

フィラデルフィア・イーグルス

ニック・シリアーニヘッドコーチのもと、2023年に11勝6敗でレギュラーシーズンを終えたチームは2024年は14勝3敗でレギュラーシーズンを終えた。

QBジェイレン・ハーツはパス成功率、ヤード、パス1回あたりの獲得ヤード、QBレイティングで自己ベストをマーク、インターセプトもわずか5回であった。ただし彼のパス試投は361回であり、オールプロに選ばれたRBセイクワン・バークリーがNFL史上9人目となる2000ヤードラッシャーとなってチームを支えた。ハーツは脳震盪や指の骨折でレギュラーシーズン最後の3試合を欠場したがプレーオフで復帰した。レシーバーではオールプロWRのA・J・ブラウンが1079ヤードを獲得、WRデボンタ・スミスが833ヤード、TEダラス・ゴーダートが496ヤードを獲得した。オフェンスラインでもCキャム・ユルゲンス、OGランドン・ディッカーソン、OTレーン・ジョンソンがプロボウルに選ばれた。またジョンソンとOTジョーダン・メイラタがオールプロ2ndチームに選ばれている。

ヴィック・ファンジオ守備コーディネーターのもと、トータルディフェンスで2位となった。オールプロILBザック・バウンは151タックル、5ファンブルフォース、3.5サック、オールプロDTジェイレン・カーターが4.5サック、DTミルトン・ウィリアムズが5サック、OLBジョシュ・スウェットが8サック、OLBノーラン・スミスが6.5サックをあげた。セカンダリーではベテランCBのダリアス・スレイ、ルーキーCBコンビのクイニョン・ミッチェル、クーパー・デジャン、Sのリード・ブランケンンシップ、C・J・ガードナー=ジョンソンが活躍した。

イーグルスは5回目の出場となる。第52回スーパーボウルで勝利、第15回第39回第57回で敗れている。

イーグルスの当年及び近年のシーズン成績
成績 NFC 地区 Div Con 平均得点 平均失点
2024 スーパーボウル制覇 2位 1優勝 14 3 0 .824 5-1 9-3 27.2 17.8
2023 ワイルドカード敗退 5位 2位 11 6 0 .647 4–2 7–5 25.5 25.2
2022 NFC優勝/SB敗戦 1位 1優勝 14 3 0 .824 4-2 9-3 28.1 20.2
2021 ワイルドカード敗退 7位 2位 9 8 0 .529 3-3 7-5 26.1 22.6
2020 レギュラー敗退 15位 4位 4 11 1 .281 2-4 4-8 20.9 26.1
2019 ワイルドカード敗退 4位 1優勝 9 7 0 .563 5-1 7-5 24.1 22.1
2018 ディビジョナル敗退 6位 2位 9 7 0 .563 4-2 6-6 22.9 21.8
2017 スーパーボウル制覇 1位 1優勝 13 3 0 .813 5-1 10-2 28.6 18.4
2016 レギュラー敗退 12位 4位 7 9 0 .438 2-4 5-7 22.9 20.7
2015 レギュラー敗退 10位 2位 7 9 0 .438 3-3 4-8 23.6 26.9
2014 レギュラー敗退 7位 2位 10 6 0 .625 4-2 6-6 29.6 25.0

[8]

プレーオフ

チーフスはAFC第1シードを獲得、1回戦はバイウィークとなった。ディビジョナルラウンドでヒューストン・テキサンズに23-14、AFCチャンピオンシップゲームではバッファロー・ビルズに32-29で勝利した。チーフスがビルズにプレーオフで勝利するのは5シーズンで4度目のことであった。

イーグルスはNFC第2シードでシーズンを終えた。ワイルドカードプレーオフでグリーンベイ・パッカーズに22-10、ディビジョナルラウンドでロサンゼルス・ラムズに28-22、NFCチャンピオンシップゲームではワシントン・コマンダースに55-23で勝利した。55得点はNFCチャンピオンシップゲーム記録であった。

試合開始前の話題

この試合は2年前の第57回スーパーボウルのリマッチとなった。その試合ではチーフスが38-35でイーグルスを破っている[5]

ドナルド・トランプアメリカ合衆国大統領が会場で観戦した。アメリカ大統領がスーパーボウルを生で観戦することは初めてである[9]

エンドゾーンの芝には「Choose Love(愛を選ぼう)」と「It Takes All of Us(全員の取り組みが必要)」の文言が表示される予定であることがNFL広報のブライアン・マッカーシーによって明らかにされた。これはカリフォルニア州の山火事 (January 2025 Southern California wildfiresニューオーリンズ・トラック襲撃事件ワシントン近郊での旅客機とヘリコプターの衝突事故に関連した決定であることが表明された[10]

FOXテレビが放映するテレビCM枠では30秒枠のうち10枠はそれぞれ800万ドル以上で販売された[11]

トーナメント表

                                   
ワイルドカード・プレーオフ ディビジョナル・プレーオフ
2025年1月11日
M&Tバンク・スタジアム
    1月19日
ハイマーク・スタジアム
    1月26日
アローヘッド・スタジアム
    2月9日
シーザーズ・スーパードーム
 6  スティーラーズ  14
 3  レイブンズ  28  
2025年1月12日
ハイマーク・スタジアム
 3  レイブンズ  25
   2  ビルズ  27  
 7  ブロンコス  7 AFC
 2  ビルズ  31   1月18日
アローヘッド・スタジアム
2025年1月11日
NRGスタジアム
 2  ビルズ  29
   1  チーフス  32  
AFCチャンピオンシップ
1月26日
リンカーン・フィナンシャル・フィールド
 5  チャージャーズ  12
 4  テキサンズ  14
 4  テキサンズ  32    
 1  チーフス  23  
2025年1月12日
レイモンド・ジェームス・スタジアム
1月18日
フォード・フィールド
 A1  チーフス  22
   N2  イーグルス  40
第59回スーパーボウル
 6  コマンダース  23
 6  コマンダース  45
 3  バッカニアーズ  20    
 1  ライオンズ  31  
2025年1月13日
ステートファーム・スタジアム
NFC
1月19日
リンカーン・フィナンシャル・フィールド
 6  コマンダース  23
   2  イーグルス  55  
 5  バイキングス  9 NFCチャンピオンシップ
 4  ラムズ  27  
2025年1月12日
リンカーン・フィナンシャル・フィールド
 4  ラムズ  22
   2  イーグルス  28  
 7  パッカーズ  10
 2  イーグルス  22  

試合経過

フィラデルフィア・イーグルス 対 カンザスシティ・チーフス
1 2 3 4 Total
チーフス 0 0 6 16 22
イーグルス 7 17 10 6 40

開催地 ルイジアナ州ニューオーリンズ シーザーズ・スーパードーム

ドライブごとの試合経過
開始 ボール保持 ドライブ TOP 結果 得点内容 得点
Q 時間 地点 P yd yd 得点者 PAT イーグルス チーフス
1 15:00 自陣30 イーグルス 5 10 3:39 パント
1 11:21 自陣12 チーフス 4 12 1:41 パント
1 9:40 自陣31 イーグルス 7 69 3:25 タッチダウン(ラン) 1 ハーツ キック成功 7 0
1 6:15 自陣-2 チーフス 3 7 1:39 パント
1 4:36 自陣20 イーグルス 11 50 5:21 インターセプト
2 14:15 自陣2 チーフス 3 7 1:38 パント
2 12:37 自陣43 イーグルス 7 27 3:59 フィールドゴール成功 48 エリオット英語版 10 0
2 8:38 自陣30 チーフス 3 -6 1:35 インターセプトリターンTD 38 ディジーン英語版 キック成功 17 0
2 7:03 自陣30 チーフス 3 -6 2:14 パント
2 4:49 自陣34 イーグルス 7 17 3:00 パント
2 1:49 自陣6 チーフス 1 0 0:04 インターセプト
2 1:45 敵陣14 イーグルス 2 14 0:10 タッチダウン(パス) 12 ハーツ→ブラウン キック成功 24 0
2 1:35 自陣30 チーフス 3 -1 1:10 パント
2 0:25 自陣37 イーグルス 1 2 0:25 前半終了
前半終了
3 15:00 自陣30 チーフス 5 15 3:00 パント
3 12:00 自陣20 イーグルス 12 69 6:42 フィールドゴール成功 29 エリオット 27 0
3 5:18 自陣30 チーフス 5 17 2:31 第4ダウン失敗
3 2:40 敵陣46 イーグルス 1 46 0:07 タッチダウン(パス) 46 ハーツ→スミス キック成功 34 0
3 2:33 自陣20 チーフス 5 90 2:06 タッチダウン(パス) 24 マホームズウォージー パス失敗 34 6
3 0:29 自陣30 イーグルス 10 40 5:43 フィールドゴール成功 48 エリオット 37 6
4 9:51 自陣30 チーフス 1 -11 0:09 ファンブルロスト
4 9:42 敵陣33 イーグルス 4 1 1:41 フィールドゴール成功 50 エリオット 40 6
4 7:54 自陣25 チーフス 12 75 5:07 タッチダウン(パス) 7 マホームズ→ホプキンス パス成功 40 14
4 2:52 自陣46 イーグルス 4 4 0:58 第4ダウン失敗
4 1:56 50 チーフス 1 50 0:08 タッチダウン(パス) 50 マホームズ→ウォージー パス成功 40 22
4 1:48 敵陣44 イーグルス 3 -4 1:48 試合終了
P=プレー数、TOP=タイム・オブ・ポゼッションPAT=ポイント・アフター・タッチダウン。 アメリカンフットボールの用語集 (enも参照。 40 22

前半

コイントスに勝ったチーフスが後攻を選択し、イーグルスがタッチバックからの攻撃となった。イーグルスは最初のドライブで6プレーで20ヤードを獲得。4thダウン2でWRのA・J・ブラウンが32ヤードのキャッチを成功させたが、キャッチの際にブラウンがCBトレント・マクダフィーの顔面を故意に押していたため反則で無効となった。Pブレイデン・マン英語版の53ヤードのパントの後、ニッコ・レミジオ英語版が5ヤードをリターンし、チーフスは自陣12ヤードからの攻撃となった。

チーフスはQBパトリック・マホームズの最初のパスでWRジュジュ・スミス=シュスターが11ヤードのキャッチを成功させ、ファーストダウンを更新した。しかし、続く攻撃では3プレーでわずか1ヤードしか獲得できなかった。Pマット・アライザ英語版の58ヤードのパントの後、CBクーパー・ディジーン英語版が13ヤードをリターンし、イーグルスは自陣31ヤードからの攻撃となった。イーグルスはTEダラス・ゴーダートへの20ヤードのパスなどで敵陣に迫ると、WRジャハン・ドットソンへのタッチダウンパスが成功。これはゴールライン直前でドットソンが膝を付いていたため無効となったが、その後QBジェイレン・ハーツが得意の1ヤードQBスニークを成功させてタッチダウン、イーグルスが先制した。このドライブでは7プレー、69ヤードを獲得した。

チーフスの攻撃が再びパントに終わり、続くイーグルスの攻撃もSブライアン・クック英語版のインターセプトにより失敗した。しかし、チーフスの攻撃はまたもパントに終わり、イーグルスはKジェイク・エリオット英語版が48ヤードのフィールドゴールを成功させリードを広げる。さらに、続くチーフスの攻撃でCBディジーンがパスをインターセプトしそのままエンドゾーンを駆け抜けリターンタッチダウンに成功した。続く両チームの攻撃はパントに終わり、第2Q残り2分のチーフスの攻撃でLBザック・バウンがインターセプト。続くイーグルスの攻撃でWRブラウンへの12ヤードのタッチダウンパスが成功し、イーグルスが24-0と大きくリードして前半を終えた。

後半

第3Qはチーフスの攻撃から開始。WRゼイビア・ウォージーへのパスが成功しこの試合2度目のファーストダウンを更新したが、続くプレーでQBマホームズが2回連続でサックされ、自陣45ヤード地点からのパントとなった。続くイーグルスの攻撃はタッチバックで自陣20ヤードから開始。QBハーツの16ヤード、14ヤードのランを含む69ヤードを獲得。最後はKエリオットが29ヤードのフィールドゴールを成功させた。

続くチーフスの攻撃は17プレーで47ヤードを獲得。4thダウン4でWRディアンドレ・ホプキンスへのパスが失敗して終了した。イーグルスは続く攻撃の最初のプレーでWRデボンタ・スミスへの47ヤードのタッチダウンパスが成功し、リードを34点に広げる。チーフスは続く攻撃でWRウォージーへの24ヤードのタッチダウンパスを成功させ、ようやくこの試合の初得点を記録、スコアを34-6とした。

第4Qに入り、イーグルスの攻撃は時間を消費しながらKエリオットがこの日3度目のフィールドゴールを成功させる。続くチーフスの攻撃でDTミルトン・ウィリアムズ英語版がQBマホームズからストリップサックを記録し、ファンブルしたボールをチーフスの18ヤード地点でリカバー。ウィリアムズはこのプレーでアンスポーツマンライク・コンダクトで反則を取られたが、イーグルスはその後Kエリオットが50ヤードのフィールドゴールを成功させ、40-6とリードを広げた。続くチーフスの攻撃でWRホプキンスへのロングパスをSのC・J・ガードナー=ジョンソン英語版がインターセプトしたが、DTジェイレン・カーターがオフサイドの判定を受け無効となった。チーフスはその後の攻撃でWRホプキンスへの7ヤードのタッチダウンパスが成功し、2ポイント・コンバージョンも成功させてスコアを40-14としたが、試合時間は残り3分を切っていた。

大差がついた試合となりイーグルスは主力選手から控えと若手中心にスイッチ。続くイーグルスの攻撃が4thダウン失敗によるターンオーバーに終わると、チーフスはWRウォージーへの50ヤードのタッチダウンパスが成功。WRホプキンスの2ポイント・コンバージョンも成功し、スコアを40-22とした。しかし、この時点で試合の残り時間は1分48秒と逆転が不可能な状況であり、チーフスが2回目のオンサイドキックを失敗した後、最後はイーグルス控えQBのケニー・ピケットがニーダウンして時間を消費して試合終了。221パス獲得ヤード、2つのパッシングTD、72ラン獲得ヤード、1つのラッシングTDを記録したQBハーツがMVPを受賞した[12]

スターティングラインアップ

脚注

  1. ^ Gordon, Grant (2025年1月21日). “NFL selects veteran referee Ron Torbert to lead officiating crew for Super Bowl LIX”. オリジナルの2025年1月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20250122232146/https://www.nfl.com/news/super-bowl-lix-officiating-crew-led-by-referee-ron-torbert-announced 2025年1月22日閲覧。 
  2. ^ Aswad, Jem (2024年9月8日). “Kendrick Lamar to Perform at 2025 Super Bowl Halftime Show”. Variety. https://variety.com/2024/tv/news/super-bowl-2025-halftime-performer-1236136777/ 2024年9月8日閲覧。 
  3. ^ https://nfljapan.com/headlines/56977NFL JAPAN 2020年10月15日
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  9. ^ トランプ氏、スーパーボウル観戦へ 現職大統領で初―米”. 時事通信 (2025年2月5日). 2025年2月5日閲覧。
  10. ^ NFLスーパーボウル、メッセージを「愛を選ぼう」に変更”. CNN (2025年2月5日). 2025年2月5日閲覧。
  11. ^ NFLスーパーボウルのチケット価格が急落、その理由は?”. CNN.co.jp. CNN (2025年2月4日). 2025年2月5日閲覧。
  12. ^ MVP Hurts reflects on 'journey' to Super Bowl win” (英語). ESPN.com (2025年2月10日). 2025年2月11日閲覧。





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