第14回スーパーボウルとは? わかりやすく解説

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第14回スーパーボウル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/06 07:51 UTC 版)

第14回スーパーボウル
Super Bowl XIV
1 2 3 4
LA 7 6 6 0 19
PIT 3 7 7 14 31
開催日 1980年1月20日
スタジアム ローズボウル
開催地 カリフォルニア州パサデナ
MVP テリー・ブラッドショー, スティーラーズ
優勝予想 Steelers by 11½
国歌斉唱 シェリル・ラッド
コイントス ブロンコ・ナグルスキー
ハーフタイム アップウィズピープル
入場者数 103,985
アメリカにおけるテレビ放送
ネットワーク CBS
実況と解説 パット・サマロール、トム・ブルックシャー
視聴率 46.3 (全米)
占有率 67 (全米)
CM広告料
(30秒)
22万2千ドル
 < 第13回 スーパーボウル 第15回 > 

第14回スーパーボウル(だい14かいスーパーボウル、Super Bowl XIV)は1980年1月20日カリフォルニア州パサデナローズボウルで行われた14回目のスーパーボウルNFCチャンピオンであるロサンゼルス・ラムズAFCチャンピオンであるピッツバーグ・スティーラーズの対戦。スティーラーズがラムズを31-19で破って、2年連続4度目のスーパーボウル制覇を果たした。MVPはスティーラーズのクォーターバックであるテリー・ブラッドショーが受賞した。

テレビ中継はCBSが担当した。

背景

1977年6月14日、ニューヨークで行われたオーナー会議で、第14回スーパーボウルをパサデナで開催することが決定した。

ピッツバーグ・スティーラーズ

ロサンゼルス・ラムズ

試合経過

ドライブごとの試合経過
開始 ボール保持 ドライブ TOP 結果 得点内容 得点
Q 時間 地点 P yd yd 得点者 PAT ラムズ スティーラーズ
1 15:00 自陣29 ラムズ 3 5 2:26 パント
1 12:34 自陣21 スティーラーズ 10 55 5:03 フィールドゴール成功 41 Bahr 0 3
1 7:31 自陣41 ラムズ 8 59 4:47 タッチダウン(ラン) 1 Bryant キック成功 7 3
1-2 2:44 自陣47 スティーラーズ 9 53 4:52 タッチダウン(ラン) 1 ハリス キック成功 7 10
2 12:52 自陣19 ラムズ 10 67 5:31 フィールドゴール成功 31 Corral 10 10
2 7:21 自陣46 スティーラーズ 3 4 2:26 パント
2 4:55 自陣20 ラムズ 3 7 1:41 パント
2 3:14 自陣37 スティーラーズ 1 0:09 インターセプト
2 3:05 敵陣39 ラムズ 8 12 2:51 フィールドゴール成功 45 Corral 13 10
2 0:14 自陣24 スティーラーズ 1 10 0:14 前半終了
前半終了
3 15:00 自陣39 スティーラーズ 5 61 2:48 タッチダウン(パス) 47 ブラッドショーSwann キック成功 13 17
3 12:12 自陣23 ラムズ 4 77 1:57 タッチダウン(パス) 24 McCutcheonR.Smith キック失敗 19 17
3 10:15 自陣28 スティーラーズ 5 17 2:35 インターセプト
3 7:40 自陣39 ラムズ 3 0 1:34 パント
3 6:06 自陣27 スティーラーズ 10 57 5:31 インターセプト
3 0:35 自陣4 ラムズ 4 19 2:36 パント
4 12:59 自陣25 スティーラーズ 3 75 0:55 タッチダウン(パス) 73 ブラッドショー→Stallworth キック成功 19 24
4 12:04 自陣14 ラムズ 3 -5 1:53 パント
4 10:11 敵陣46 スティーラーズ 3 1 1:42 パント
4 8:29 自陣16 ラムズ 7 52 3:05 インターセプト
4 5:24 自陣30 スティーラーズ 7 70 3:35 タッチダウン(ラン) 1 ハリス キック成功 19 31
4 1:49 自陣35 ラムズ 6 28 1:10 第4ダウン失敗
4 0:39 自陣37 スティーラーズ 1 -2 0:39 試合終了
P=プレー数、TOP=タイム・オブ・ポゼッションPAT=ポイント・アフター・タッチダウン。 アメリカンフットボールの用語集 (enも参照。 19 31

スティーラーズは、第1Qにマット・バーの41ヤードのFGで3-0と先制したが、ラムズはカレン・ブライアントの1ヤードのTDランで7-3と逆転した。第2Qスティーラーズはフランコ・ハリスの1ヤードのTDラン、ラムズはフランク・コラルの31ヤード、45ヤードのFGが決まり、ラムズが13-10とリードしてハーフタイムを迎えた。第3Q、テリー・ブラッドショーからリン・スワンへのTDパスが決まり、スティーラーズが17-13と逆転した。ラムズはローレンス・マッカチオンからのハーフバックオプションによるパスでタッチダウンをあげて19-17と再度逆転し第4Qを迎えた。第3ダウン残り8ヤード、自陣27ヤード地点で迎えた場面で、それまでボールコントロールオフェンスによるオフェンスプランを指示していたチャック・ノールヘッドコーチはロングパスをコール、ロッド・ペリーを振り切ったジョン・ストールワースへの73ヤードのTDパスが決まり、スティーラーズが24-19と逆転した。さらにTDパスと似たプレーでストールワースへの45ヤードのパスで敵陣22ヤードまでボールを進めると、ペリーのパスインターフェアランスにより、敵陣1ヤードまで前進し、最後はフランコ・ハリスの1ヤードのTDランで、31-19でスティーラーズが勝利した[1]

ストールワースのパスレシーブはわずか3回であったが、73ヤードのTDレシーブを含む121ヤードを獲得した[2]

スターティングラインアップ

ロサンゼルス・ラムズ ポジション ピッツバーグ・スティーラーズ
オフェンス
ビリー・ワディ
Billy Waddy
WR ジョン・ストールワース
John Stallworth
ダグ・フランス
Doug France
LT ジョン・コルブ
Jon Kolb
ケント・ヒル
Kent Hill
LG サム・デービス
Sam Davis
リッチ・ソウル
Rich Saul
C マイク・ウェブスター
Mike Webster
デニス・ハラー
Dennis Harrah
RG ジェリー・マリンズ
Gerry Mullins
ジャッキー・スレイター
Jackie Slater
RT ラリー・ブラウン
Larry Brown
テリー・ネルソン
Terry Nelson
TE ベニー・カニンガム
Bennie Cunningham
プレストン・デナード
Preston Dennard
WR リン・スワン
Lynn Swann
ヴィンス・フェラガモ
Vince Ferragamo
QB テリー・ブラッドショー
Terry Bradshaw
カレン・ブライアント
Cullen Bryant
FB ロッキー・ブライアー
Rocky Bleier
ウェンデル・タイラー
Wendell Tyler
RB フランコ・ハリス
Franco Harris
ディフェンス
ジャック・ヤングブラッド
Jack Youngblood
LE L・C・グリーンウッド
L. C. Greenwood
マイク・ファニング
Mike Fanning
LDT ジョー・グリーン
Joe Greene
ラリー・ブルックス
Larry Brooks
RDT ゲイリー・ダン
Gary Dunn
フレッド・ドライヤー
Fred Dryer
RDE ジョン・バナザック
John Banaszak
ジム・ヤングブラッド
Jim Youngblood
LOLB デニス・ウィンストン
Dennis Winston
ジャック・レイノルズ
Jack Reynolds
MLB ジャック・ランバート
Jack Lambert
ボブ・ブラジンスキー
Bob Brudzinski
ROLB ロビン・コール
Robin Cole
パット・トーマス
Pat Thomas
LCB ロン・ジョンソン
Ron Johnson
ロッド・ペリー
Rod Perry
RCB メル・ブラント
Mel Blount
デイブ・エルメンドルフ
Dave Elmendorf
SS ドニー・シェル
Donnie Shell
ノーラン・クロムウェル
Nolan Cromwell
FS J・T・トーマス
J. T. Thomas
スペシャルチーム
フランク・コラル
Frank Corral
K マット・バー
Matt Bahr
ケン・クラーク
Ken Clark
P クレイグ・コルキット
Craig Colquitt
ヘッドコーチ
レイ・マラバシ
Ray Malavasi
チャック・ノール
Chuck Noll

その他

L・C・グリーンウッドによれば、出場したチームの選手には、年俸より多い25,000ドルが手に入ることとなっていた[3]

関連項目

脚注

  1. ^ Thomas Bonk (1993年1月27日). “Super Bowl XXVII : THROUGH THE YEARS : Footnotes To History : XIV : JOHN STALLWORTH : PITTSBURGH STEELERS”. ロサンゼルス・タイムズ. 2014年1月12日閲覧。
  2. ^ Aaron Tallent (2020年2月4日). “50 Greatest Super Bowl Performances of All Time”. ATHLON SPORTS. 2020年6月24日閲覧。
  3. ^ アメリカズゲーム 〜スーパーボウルチャンピオンズ〜 第14回スーパーボウル

外部リンク




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