デボンタ・スミスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > デボンタ・スミスの意味・解説 

デボンタ・スミス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/12 08:07 UTC 版)

デボンタ・スミス
DeVonta Smith
フィラデルフィア・イーグルスでのスミス
(2021年)
フィラデルフィア・イーグルス #6
ポジション ワイドレシーバー
生年月日 (1998-11-14) 1998年11月14日(26歳)
出身地 アメリカ合衆国
ルイジアナ州エイミートシティ英語版
身長: 6' 0" =約182.9cm
体重: 170 lb =約77.1kg
経歴
高校 エイミート高等学校
大学 アラバマ大学
NFLドラフト 2021年 / 1巡目全体10位
所属歴
2021- フィラデルフィア・イーグルス
受賞歴・記録
スーパーボウル制覇(1回)
2024
その他受賞・記録
  • CFPナショナルチャンピオン (2017, 2020)
  • CFPナショナルチャンピオンシップ攻撃MVP (2020)
  • ハイズマン賞 (2020)
  • マックスウェル賞 (2020)
  • ウォルター・キャンプ賞 (2020)
  • フレッド・ビレトニコフ賞 (2020)
  • ポール・ホーンバーグ賞 (2020)
  • APカレッジフットボール最優秀選手賞 (2020)
  • SNカレッジフットボール最優秀選手賞 (2020)
  • アンアニマスオールアメリカン (2020)
  • SEC最優秀攻撃選手賞 (2020)
  • 2× オールSECファーストチーム (2019, 2020)
NFL 通算成績
(2024年終了時点)
レシーブ数 308
レシーブ獲得ヤード 4011
レシービングTD 27
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

デボンタ・スミスDeVonta Smith, 1998年11月14日 - )は、アメリカ合衆国ルイジアナ州エイミートシティ英語版出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLフィラデルフィア・イーグルスに所属している。ポジションはワイドレシーバー

経歴

大学時代

アラバマ大学でのスミス

アラバマ大学に所属していた。

1年生次の2017年、レシーブ8回、160獲得ヤードタッチダウン3回を記録した。2018年の全米チャンピオンシップのジョージア大学戦では、延長戦で試合を決めるタッチダウンレシーブを決め、アラバマの勝利に貢献した[1][2][3]

2年生シーズンの2018年には、レシーブ42回、693獲得ヤード、タッチダウン6回を記録した[4][5]

3年生になっても、レシーブ68回、1256ヤード、タッチダウン14回と好調なシーズンを送った。2020年11月21日のケンタッキー大学戦で2回のタッチダウンレシーブを決め、SECの歴代最多記録を更新した。

スミスは、AP通信年間最優秀選手賞を受賞した初のワイドレシーバーとなった[6]。また2020年のハイズマン賞も受賞した。ワイドレシーバーとしての受賞は、1991年のデズモンド・ハワード以来であり、全体では4人目の受賞者となった[7]。 その数日後に行われた全米選手権のオハイオ州立大学との試合で、スミスは手の負傷で第3クォーターの早い段階で退場した。それにもかかわらず、カレッジフットボールの各タイトルゲームでのキャッチ数(12回)とタッチダウンレシーブ数(3回)の記録を樹立し、さらに合計215獲得ヤードを記録した。アラバマ大学はこの試合を52-24で勝利し、スミスはチャンピオンシップゲームのオフェンスMVPに選ばれた[8]。 アラバマ大学でプレーしている間、スミスは多数のレシーブ記録を樹立した。大学在学中、スミスはその小柄な体格と優れた運動能力から、チームメイトから付けられた「The Slim Reaper」という名で知られていた。

大学時代の通算成績

アラバマ大学
試合 レシーブ
レシーブ 獲得ヤード 平均獲得ヤード 最長獲得ヤード TD
2017 8 160 20.0 4 3
2018 42 693 16.5 57 6
2019 68 1256 18.5 8 14
2020 117 1856 15.9 66 23
通算 235 3965 16.9 85 46

フィラデルフィア・イーグルス

プレドラフト測定結果
身長 体重






6 ft 0+14 in
(184 cm)
170 lb
(77 kg)
31+18 in
(79 cm)
9+14 in
(23 cm)
All values from Pro Day[9][10]

2021年4月29日(日本時間30日)に行われた2021年のNFLドラフトで、ペンシルベニア州フィラデルフィアに本拠を置く、フィラデルフィア・イーグルスに全体10位で指名された[11]。ワイドレシーバーでは、ジャマール・チェイスジェイレン・ワドルに次ぐ3番目の指名であった。大学時代にハイズマン賞を獲得するほどの選手であったのにもかかわらず指名が遅れた原因は、スミスの小柄な体格がNFLでのプレーに影響を及ぼすのではないかという懸念があったためである[12]

2021年シーズン

第1週のアトランタ・ファルコンズ戦で、NFLでの初キャッチで初タッチダウンを決めた[13]。レギュラーシーズンを終えて、64レシーブ、916レシーブ獲得ヤード、5タッチダウンの記録を残し、ルーキーとして堅実なシーズンを送った[14]。この記録で、レシーブ獲得ヤードのイーグルスのルーキー記録を更新した[15]

チームはプレーオフへ進出し、NFCワイルドカードラウンドでタンパベイ・バッカニアーズと対戦した。11回中4回のみのレシーブと不調の中でゲームを終え、チームも31-15で敗戦した[16]

2022年シーズン

2022年のスミス

第3週のワシントン・コマンダーズ戦にて、8レシーブで自己最多となる169ヤードを獲得。タッチダウンも記録し、チームの24-8の勝利に貢献した[17]

2023年シーズン

2年連続となる1000ヤードレシーブを達成した。

2024年シーズン

2024年4月15日、チームから5年目の契約オプションを行使されるとともに、2028年シーズンまでの3年総額7500万ドルの契約延長に合意した[18]

カンザスシティ・チーフスとの第59回スーパーボウルでは46ヤードのタッチダウンパスをレシーブし、アラバマ大学からドラフトされてスーパーボウルでタッチダウンを記録した初の選手となった[19]

詳細情報

年度別成績

レギュラーシーズン

年度 チーム 試合 レシーブ ファンブル
出場 先発 回数 獲得
ヤード
平均
獲得
ヤード
最長
獲得
ヤード
TD 回数 ロスト
2021 PHI 17 16 64 916 14.3 46 5 1 1
2022 17 17 95 1196 12.6 45 7 1 1
2023 16 16 81 1066 13.2 63 7 1 1
2024 13 13 68 833 12.3 49 8 0 0
NFL:4年 63 62 308 4011 13.0 63 27 3 3

プレーオフ

年度 チーム 試合 レシーブ ファンブル
出場 先発 回数 獲得
ヤード
平均
獲得
ヤード
最長
獲得
ヤード
TD 回数 ロスト
2021 PHI 1 1 4 60 15.0 31 0 0 0
2022 2 2 8 97 12.1 40 1 0 0
2023 1 1 8 148 18.5 55 0 0 0
2024 4 4 16 190 11.9 46 1 0 0
通算 9 9 43 595 13.8 55 2 0 0
  • 2024年度シーズン終了時
  • 太字は自身最高記録

脚注

  1. ^ Sabin, Rainer (2018年11月27日). “Why Alabama WR DeVonta Smith is not eager to talk about '2nd-and-26'”. al. 2021年5月5日閲覧。
  2. ^ Byington, Alex. “Humble Alabama WR DeVonta Smith not reveling in 'The Catch' ahead of rematch with Georgia”. The Montgomery Advertiser. 2021年5月5日閲覧。
  3. ^ DeVonta Smith's hometown hails Bama's other CFP hero”. SI.com. 2021年5月5日閲覧。
  4. ^ Byington, Alex. “Alabama's DeVonta Smith finally getting his due”. TimesDaily. 2021年5月5日閲覧。
  5. ^ Byington, Alex. “Tide WR DeVonta Smith emerging from the shadows”. Dothan Eagle. 2021年5月5日閲覧。
  6. ^ Tide's DeVonta Smith the 1st WR to win AP Player of the Year”. AP NEWS (2020年12月29日). 2021年5月5日閲覧。
  7. ^ Wide receivers and the Heisman Trophy: DeVonta Smith joins exclusive fraternity with win” (英語). www.sportingnews.com. 2021年5月5日閲覧。
  8. ^ Rob Goldberg (2021年1月11日). “DeVonta Smith, Mac Jones, Alabama Rout Ohio State to Win 2021 CFP Championship”. Bleacher Report. 2021年5月5日閲覧。
  9. ^ DeVonta Smith Draft and Combine Prospect Profile”. NFL.com. 2021年12月22日閲覧。
  10. ^ DeVonta Smith, Alabama, WR, 2021 NFL Draft Scout, NCAA College Football”. draftscout.com. 2021年12月22日閲覧。
  11. ^ McPherson, Chris (2021年4月29日). “Eagles draft WR DeVonta Smith”. https://www.philadelphiaeagles.com/news/eagles-draft-wr-devonta-smith 2021年5月4日閲覧。 
  12. ^ Is DeVonta Smith too small to last in the NFL?”. NBC Sports. NBC Universal. 2023年1月30日閲覧。
  13. ^ Philadelphia Eagles at Atlanta Falcons - September 12th, 2021”. Pro Football Reference (2021年9月12日). 2023年1月30日閲覧。
  14. ^ DeVonta Smith 2021 Game Logs”. Pro Football Reference. 2023年1月30日閲覧。
  15. ^ DeVonta Smith sets franchise record for receiving yards by a rookie”. NBC Sports. 30 January 202閲覧。 エラー: 閲覧日が正しく記入されていません。 エラー: 閲覧日がウィキペディアの設立以前の日付です。
  16. ^ DeVonta Smith Playoffs Game Logs”. Pro Football Reference. 2023年1月30日閲覧。
  17. ^ Devonta Smith breaks out for 169 receiving yards, Eagles stay unbeaten with win over Commanders”. FOX News (2022年9月25日). 2023年1月30日閲覧。
  18. ^ Eagles sign WR DeVonta Smith to three-year, $75 million extension” (英語). NFL.com (2024年4月15日). 2025年5月10日閲覧。
  19. ^ DeVonta Smith makes college football, NFL history in Super Bowl LIX” (英語). SI (2025年2月9日). 2025年5月7日閲覧。

外部リンク





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  デボンタ・スミスのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「デボンタ・スミス」の関連用語

デボンタ・スミスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



デボンタ・スミスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのデボンタ・スミス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS