第4章「しーのはしーの」
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「アグネス白書」の記事における「第4章「しーのはしーの」」の解説
冬休みも明け、親しい上級生がたくさんいる現高等科6年生が卒業目前であることを実感し、寂しさを感じるしーの。一方で次期高等科生徒会長に立候補する三巻は、当然のように片腕としてしーのに書記として立候補するように言うが、せっかく光太郎と仲直りをしたばかりなので、行事や生徒会の仕事で同じ轍を踏まないよう、断固として断わる。三巻に煮え湯を飲まされ続けた成田会長は、一矢を報いようと息のかかった者を次期生徒会に入り込ませようとするが、三巻を初めとした現4年生の立候補メンバーには直接太刀打ちはできず、しーのを諦めきれない三巻によって敢えて自派の候補者を立てなかった書記に成田派が立候補する。ある日、しーのは光太郎に、両親の結婚記念日のホームパーティーに招待される。両親に紹介されるということは、とか嫁姑関係は初対面での印象が、などと早まった想像をしてしまうしーの。当日、光太郎の父とは最初ギクシャクしてしまうが、母親が気さくな人で、いつの間にか夢見と一緒に台所を手伝ったりし、無事に楽しい時を光太郎や夢見と過ごすのであった。ところが翌日、光太郎に迎えに来てもらったところを成田一派に写真に取られており、校内にばら撒かれていた。もちろん問題となり、シスターに呼ばれるが、夢見の機転で事なきを得る。成田一派の仕業だと知ったしーのは書記に立候補し、成田一派の刺客を蹴落として苦戦ながらも当選した。電話で光太郎は経緯を知り、ため息を漏らすが、理解を示す。しかししーのが泣いていたのは、単に上級生のお姉さまがたが卒業してしまうからであった。それに対し、光太郎は上級生が卒業しても代わりにしーのたちの代の子たちが後を埋め、何も変わらない、と慰める。私は誰の替わりなのかというしーのに対して、「しーのは、未来永劫、しーのだな」といわれ、不思議と納得するのであった。
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