第3世代衛星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/17 02:21 UTC 版)
「トランペット (人工衛星)」の記事における「第3世代衛星」の解説
第2世代衛星の最後の打上げから6年以上経過して、USA-259が2014年12月13日に、続いて、USA-278が2017年9月24日に、それぞれ、アトラス V 541構成(フェアリング直径5m、補助ロケット4基、セントール・シングルエンジン)を用いてヴァンデンバーグ空軍基地から打上げられ、モルニヤ軌道に投入された。これら2基の衛星は、投入軌道から考えて、トランペット第2世代衛星の後続衛星ではないかと考えられている。 アトラス V 541ロケットの衛星投入能力は第2世代衛星の打上げロケットより明らかに大きく、第3世代衛星の質量は第2世代衛星の約1.5の6,700kgに達すると計算される。この質量の増加は、受信アンテナの大きさが第2世代衛星よりは大きくなっていることを意味する可能性が高いものと思われる。なお、第3世代衛星の搭載機器は第2世代衛星のものと90%くらい異なっているとの、米国政府筋からの情報がある。 第3世代衛星は第2世代衛星と同様に、SBIRS弾道ミサイル早期警戒衛星システムの高高度部分(SBIRS-HEO)を構成するためのSBIRS-HEO赤外線ミサイル探知システムを搭載している。
※この「第3世代衛星」の解説は、「トランペット (人工衛星)」の解説の一部です。
「第3世代衛星」を含む「トランペット (人工衛星)」の記事については、「トランペット (人工衛星)」の概要を参照ください。
- 第3世代衛星のページへのリンク