第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」とは? わかりやすく解説

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第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 09:26 UTC 版)

海 (ドビュッシー)」の記事における「第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」」の解説

低音の「ロ」音の上に、ハープ完全5度(「嬰ヘ」音)、長6度(「嬰ト」音)の響き作り出しチェロがAを提示する序奏部ロ短調を示す記号記されているが音階第3音欠いており調性曖昧である。やがてBが提示されるが、「ハ」音から始まるこの主題はさらに調性曖昧なものにしている。序奏部はBの提示中心にしたアーチ型の構造であり、最後部分でややテンポ速め変ニ長調主部に入る。主部は、木管による主要主題ホルンによる第35小節目からの主題を軸とした前半と、4部分かれたチェロによって奏される動的な主題を軸とした後半大きく二分されるが、いずれのセクションにもA、Bが登場することによって楽曲としての統一図られている。コーダでは第132小節目にBから派生したコラール風の主題現れ、Aから派生した音型と主部の主要主題とが同時に奏されるクライマックスに至る。楽章最後長6度(「変ロ」音)が付加され変ニ長調主和音締めくくられるが、「長6度響き」はすでに楽章開始段階準備されいたものである。

※この「第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」」の解説は、「海 (ドビュッシー)」の解説の一部です。
「第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」」を含む「海 (ドビュッシー)」の記事については、「海 (ドビュッシー)」の概要を参照ください。

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