第1年:スイスとは? わかりやすく解説

第1年:スイス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 08:04 UTC 版)

巡礼の年」の記事における「第1年:スイス」の解説

《第1年:スイス》(Première année: Suisse, S.160)は、1835年から36年にかけてリストマリー・ダグー伯爵夫人と共に訪れたスイス印象音楽表現したのである。これらの曲はまずは3部19からなる旅人のアルバム》としてまとめられ1842年出版されたが、このうち第1部の5曲と第2部の2曲を改訂し、更に2曲を追加して1855年出版されたのが《巡礼の年1年スイス》である。第2,5,7,9曲の標題バイロン詩集チャイルド・ハロルドの巡礼』から、第6,8曲はセナンクール小説オーベルマン』から、第4曲はシラーの詩『追放者』からとられている。《旅人のアルバム》に存在しない追加曲は第5,7曲である。 泉のほとりで (Au bord d'une source) 演奏: ランドルフ・ホカンソン(英語版オーベルマンの谷 (Vallée d'Obermann) これらの音声映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声動画の再生ご覧くださいウィリアム・テル聖堂 Chapelle de Guillaume Tellスイス独立英雄ウィリアム・テルゆかりの聖堂荘厳さを音楽化している。 ヴァレンシュタットの湖で Au lac de Wallenstadtバイロンの『チャイルド・ハロルドの巡礼』からの一節引用されている。 パストラール Pastoraleスイス山岳地帯牛飼いの歌に基づく。 泉のほとりで Au bord d'une source《第1年》の中で最も有名な曲で、水のきらめきあざやかに表現され華麗な技巧詩的な楽想両立している。シラーの詩の一節「囁くような冷たさの中で、若々しい自然の戯れが始まる」が記されている。 嵐 Orage曲集の中でもとりわけ技巧要する曲。『チャイルド・ハロルドの巡礼』からの一節引用されている。 オーベルマンの谷 Vallée d'Obermann演奏時間が約15分にわたる大曲で、〈泉のほとりで〉に並ぶ傑作とされる19世紀前半ヨーロッパ自殺熱をもたらしたセナンクール小説オーベルマン』に着想得て主人公苦悩感情移ろい描いている。 牧歌 Eglogueスイス羊飼いの歌。『チャイルド・ハロルドの巡礼』の一節引用されている。《旅人のアルバム》に含まれていないが、1836年には作曲されていたと思われる郷愁 Le mal du pays『オーベルマン』からの長大引用序文として掲げられている。「自分唯一の死に場所こそアルプスである」とパリから友人書き綴ったオーベルマン抱いた望郷の念を音楽表現している。 ジュネーヴの鐘 Les cloches de Genève初稿ジュネーヴマリーとの間に生まれた長女ブランディーヌに捧げられた。娘の無事を祈る安らぎ満ちた音楽

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