第1幕第2場:大公宮殿の一室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/07 17:09 UTC 版)
「ルクレツィア・ボルジア (オペラ)」の記事における「第1幕第2場:大公宮殿の一室」の解説
ルスティゲッロが、大公にジェンナーロを捕えたことを報告する。そこへルクレツィアが現れ、ボルジア家の紋章を侮辱した者がいるので、その人物を死刑にするよう求める。公は必ず死刑にすると約束するが、現れた犯人がジェンナーロと知るやルクレツィアは、全員を下がらせ、ジェンナーロの助命を乞う(二重唱「2人だけになったぞ」)。公は、そなたが愛する男を許すことができぬと拒否すると、ルクレツィアは怒る。残酷な公は、処刑の方法を選ばせてやるとルクレツィアに言い、彼女は毒殺することに決める。再びジェンナーロが呼ばれ、今回に限り罪を赦すと告げられる。ジェンナーロは、そのことをかつて公の父を戦場で救ったからだと解釈する。公はワインを用意させ彼に勧める。彼がワインを飲み干すと、後は2人で別れを惜しめと皮肉を言い、立ち去る。2人っきりになるとルクレツィアは、今のワインには毒が入っているのですぐにこの毒消しを飲むように小瓶を渡す。ジェンナーロは、かえってこの小瓶が毒ではないかと疑うが、彼女の懇願を受けてその薬を飲み干す。ルクレツィアは、彼にフェラーラを逃れるよう指示し、秘密の扉から逃がす。
※この「第1幕第2場:大公宮殿の一室」の解説は、「ルクレツィア・ボルジア (オペラ)」の解説の一部です。
「第1幕第2場:大公宮殿の一室」を含む「ルクレツィア・ボルジア (オペラ)」の記事については、「ルクレツィア・ボルジア (オペラ)」の概要を参照ください。
- 第1幕第2場:大公宮殿の一室のページへのリンク