第四南遣艦隊とは? わかりやすく解説

第四南遣艦隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 03:44 UTC 版)

南遣艦隊」の記事における「第四南遣艦隊」の解説

1943年昭和18年後半になると、日本軍オーストラリア反撃体制整えた連合軍フィリピン攻略備えなくてはならなくなった日本陸軍10月30日第2方面軍司令官阿南惟幾陸軍中将)を豪北方面転用し日本海軍11月1日に第26特別根拠地隊新編した。11月30日第二南遣艦隊二分割し、東部方面防衛担当するために編制したのが第四南遣艦隊である。司令長官山縣正郷中将司令部アンボン島置かれた。スンダ列島バンダ海周辺の島嶼部の防衛担当した1944年昭和19年)の初期のうちに、第四南遣艦隊から西ニューギニアへの増援部隊抽出することが決まり同年5月第九艦隊本拠地ホーランディア陥落する直前に、編制完了したばかりの第28特別根拠地隊ビアク島派遣した。しかしビアク島連合軍直撃を受け、半年間の籠城戦の末に玉砕したその後連合軍フィリピン上陸したため、第四南遣艦隊は遊兵化した1945年昭和20年2月5日第十方面艦隊新編時、日本陸軍日本海軍は「南方方面作戦に関する陸海軍中央協定」を結ぶ。陸上防衛関し南方軍第十方面艦隊と第四南遣艦隊を指揮することになった。第四南遣艦隊は3月10日解散し第十方面艦隊吸収された。元司令長官山縣中将内地帰還中、搭乗機遭難により消息不明になった

※この「第四南遣艦隊」の解説は、「南遣艦隊」の解説の一部です。
「第四南遣艦隊」を含む「南遣艦隊」の記事については、「南遣艦隊」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「第四南遣艦隊」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第四南遣艦隊」の関連用語

第四南遣艦隊のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第四南遣艦隊のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの南遣艦隊 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS