第十四航空艦隊
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1944年3月4日新編、同年7月18日解隊。第四艦隊とともに中部太平洋方面艦隊を編制し、テニアン島を拠点として内南洋各地に展開した。すでにトラック環礁やパラオ諸島は空襲のために基地機能は壊滅しており、ほとんどテニアンに貼り付けの状態であった。5月にはマリアナ海戦に備えて第一航空艦隊がテニアンに進出。その増強のためにすべての稼動機を譲渡し、僅か2ヶ月でテニアンの地上戦を待たずに戦闘力を完全に失った。サイパン島の陥落によって中部太平洋方面艦隊司令部が玉砕したことを機に、正式に解散した。 編制 1944年3月4日、新編時の編制(中部太平洋方面艦隊所属) 第22航空戦隊第202海軍航空隊(艦戦/トラック)・第301海軍航空隊(艦戦/硫黄島)・第503海軍航空隊(艦爆/ヤップ) 第551海軍航空隊(天山/テニアン)・第755海軍航空隊(陸攻/テニアン)・第802海軍航空隊(飛行艇/ヤルート) 第26航空戦隊第201海軍航空隊(艦戦/サイパン)・第501海軍航空隊(艦攻/サイパン)・第751海軍航空隊(陸攻/カビエン) 附属:秋津洲 司令長官 中部太平洋方面艦隊司令長官兼任(全期間)※南雲忠一中将 歴代参謀長 中部太平洋方面艦隊参謀長兼任(全期間)※矢野英雄少将
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