第八挿話 ライストリュゴネス族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 08:51 UTC 版)
「ユリシーズ」の記事における「第八挿話 ライストリュゴネス族」の解説
ブルームは、新聞社を出て、古い広告を見るため国立図書館に向かう。その道すがら、オコネル橋でカモメたちのためにケーキを買って投げてやり、それから通りのサンドイッチマンを見て、ミリーがまだ小さかった頃の幸福な生活を回想する。すると、昔の恋人ミセス・ブリーンに声をかけられて立ち話になり、彼女の夫が中傷的な葉書に対する名誉毀損裁判を起そうとしていることや、モリーの友人であるマイナ・ピュアフォイが難産で苦しんでいることなどを聞かされる。その後、ブルームは、昼食のためにバートン食堂に入りかけるが、客たちの汚らしい食べ方に嫌気がさしたのでやめ、代わりにディヴィ・バーンのパブで赤ワインとゴルゴンゾーラ・チーズのサンドウィッチを摂る。そして、図書館に向かうと、門前でボイランの姿を見かけて混乱し、あわてて隣の博物館に駆け込む。 場面=昼食、時刻=午後1時、器官=食道、学芸=建築、象徴=巡査たち、技術=蠕動、神話的対応=飢えが人食いのライストリュゴネス族の王アンティパテスに、歯がライストリュコネス族に、飢えがその囮に対応する。
※この「第八挿話 ライストリュゴネス族」の解説は、「ユリシーズ」の解説の一部です。
「第八挿話 ライストリュゴネス族」を含む「ユリシーズ」の記事については、「ユリシーズ」の概要を参照ください。
- 第八挿話 ライストリュゴネス族のページへのリンク