第二期:殷(商)中期から西周前期まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 15:19 UTC 版)
「青銅器」の記事における「第二期:殷(商)中期から西周前期まで」の解説
殷(商)の青銅器は獣面紋(饕餮(トウテツ)文)と呼ばれる模様と雷紋と呼ばれる模様が主に鋳造されている。殷(商)後期から西周前期には、模様が器の全面を覆い、しかも立体的な高浮き彫り状になっている器物が多い。全体が動物型になった器さえある。器物の種類も増えるが、最大で1.2メートル、800キログラムと持ち上げられないくらい大きな例がみられる(司母戌方鼎)。模様や形は、殷(商)末期と西周初期でほぼ共通しているが、西周期は鳳凰紋が多くなる。殷(商)期のものには文字が1から20字程度鋳込まれているが、固有名詞や紋章の羅列のようなものが多い。西周に入ると、200字以上の堂々たる文章を入れる例がでてくる。青銅器に鋳込まれる(彫り込まれた)文字と文章を金文と呼ぶ。
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