第二代総長在任中
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 06:34 UTC 版)
1934年(昭和9年)6月に大阪帝国大学総長就任後、財界から寄付を集め、同年9月に微生物研究所を設立、1935年(昭和10年)8月には大阪癌治療研究会を組成した。癌治療研究会ではチェコスロバキアからラジウム3gを購入しラジウムによる癌治療の端緒が開かれることになり、新聞でも大きく報じられた。その後も1937年(昭和12年)1月に日本学術振興会附属災害科学研究所を設置、1939年(昭和14年)11月に産業科学研究所/産業科学研究協会設立など大学の規模拡大に大きく貢献した。1942年(昭和17年)9月には現在の緒方洪庵の適塾の土地・建物が、緒方家と日本生命保険株式会社社長成瀬達との協議の結果、楠本長三郎へ寄附された。
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