竹寺とは? わかりやすく解説

竹寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/15 04:22 UTC 版)

竹寺 たけでら

本尊「牛頭天王」
所在地 埼玉県飯能市大字南704番地
位置 北緯35度53分24.3秒 東経139度11分32.4秒 / 北緯35.890083度 東経139.192333度 / 35.890083; 139.192333座標: 北緯35度53分24.3秒 東経139度11分32.4秒 / 北緯35.890083度 東経139.192333度 / 35.890083; 139.192333
山号 醫王山[1]
院号 薬寿院(薬樹院)[1]
宗旨 天台宗[1]
本尊 牛頭天王
創建年 天安元年(857年
開基 円仁(慈覚大師)
中興 祥雲[1]
正式名 醫王山藥壽院八王寺
札所等 武蔵野三十三観音霊場第三十三番
霊峰二山飯能七福神結願所
文化財 高野槙
公式サイト 飯能 竹寺
法人番号 8030005014662
竹寺
竹寺 (埼玉県)
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竹寺(たけでら)は、埼玉県飯能市大字八王子[2]にある天台宗寺院である。正式名称は医王山薬寿院八王寺(いおうざんやくじゅいんはちおうじ)。神仏習合の寺として知られている。 武蔵野三十三観音霊場第三十三番札所。本尊は牛頭天王本地仏薬師如来)。

歴史

天安元年(857年)に円仁(慈覚大師)が東国巡礼の際、病人が多いのを憐み、この地に道場を造り、大護摩の秘法を修したのが開山とされる。

本尊は牛頭天王、本地仏は薬師如来としているが明治維新神仏分離から免れ、神仏習合の寺となっている。

境内

牛頭天王・本坊・三十三番結願堂・本地堂(瑠璃殿)・弁天堂・稲荷社・水屋・奥の院・鳥居・石燈籠など。境内地11,768 m2。牛頭天王社の標高は490 m。登山で訪れる者も多い。本殿にあたる牛頭天王社は1999年焼失したが2003年に再建された[3]。本殿内には木造牛頭天王坐像と八王子(牛頭天王の八人の童子)が祀られており、12年に一度、丑年に開帳される(開帳は2021年3月13日から同年12月12日まで)。

奥武蔵俳句寺

境内には、中谷孝雄秋元不死男松原地蔵尊などの句碑や絵馬が多くあり、秋元不死男が新聞紙上で「奥武蔵俳句寺」と評して以来、その異名がある。

茅の輪

登り口の鳥居に茅の輪が設けられている。また、木製の蘇民将来の護符を授与している。両者とも蘇民将来伝説に関係し、厄除けとされている。

文化財

行事

  • 1月1日元旦祈願
  • 竹あかり(桜編・星空編・紅葉編・除夜編)
  • 4月第一日曜日 写経会
  • 5月5日 雨竹会
  • 7月15日 牛頭天王大祭
  • 10月第一日曜日 写経会
  • 12月31日 除夜の鐘

付近の山、寺社

関連項目

霊峰二山飯能七福神
  1. 平壽山廣渡寺恵比寿尊天) – 八幡町(真能寺)。曹洞宗。
  2. 萬壽山心應禪寺弁財天) – 大字原町(真能寺)東関場。曹洞宗。
  3. 寶雲山觀音院瀧泉寺(寿老人) – 日高市横手智山派
  4. 清流山長念禪寺毘沙門天) – 大字白子。曹洞宗。
  5. 吉祥山興德寺福禄寿尊) – 大字井上(上井上)。楊秀山福德禪寺を兼務。建長寺派
  6. 補陀山法光禪寺布袋尊) – 大字坂石町分。曹洞宗。
  7. 秩父御嶽神社大黒天) – 大字坂石コモノ久保。御嶽権現・坂石村聖天社
  8. 子ノ権現大鱗山雲洞院天龍寺・子権現社(子ノ聖大権現) – 大字南。天台宗特別寺
  9. 竹寺八王寺(牛頭天王

脚注

  1. ^ a b c d 新編武蔵風土記稿 中澤組.
  2. ^ 秩父郡中澤組南村八王子。吾野村南。吾野村は現在の飯能市大字坂石(阪石)、坂石町分(阪石町分)、南、南川、北川、高山、坂元。
  3. ^ 歴史と本尊”. 2015年1月4日閲覧。
  4. ^ 飯能市ホームページ.

参考文献

外部リンク


竹寺(埼玉県飯能市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 14:03 UTC 版)

蘇民将来」の記事における「竹寺(埼玉県飯能市)」の解説

六角柱のこけし型。

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「竹寺(埼玉県飯能市)」を含む「蘇民将来」の記事については、「蘇民将来」の概要を参照ください。

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