積算価格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 00:17 UTC 版)
公共事業において作成される予定価格は、競争入札に付される業務の仕様書等と、設計書を組む。そしてこれに基づき、各工種の細部まで厳密に積算されている。この段階の価格が積算価格 (設計書金額) である。 予定価格の前提となる積算価格は、公共工事であれば、契約の目的である公共工事の施工上必要な労働者、建設資材等の取引の実例価格、需給の状況、数量の多寡、履行の離易、履行期間等を考慮して適正に定めなければならないとしている (予決会計令八十の2)。 具体的な積算価格の算出は公共工事発往者が公表している積算基準に基づき行われるが、工事に必要な材料の価格は、原則として入札時における市場価格で、また、労務質金の基本給は公共工事設計労務単価等を使用することとしており、したがって、適正に価格を算定するためには、入札直前の実勢価格を的確に把握することが極めて重要である。 一部の地方公共団体では予定価格の公表に代えて、この設計書金額を公表しているところもある。
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