祭神と神社の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 17:32 UTC 版)
「古四王神社 (秋田県大仙市)」の記事における「祭神と神社の由来」の解説
祭神は『古事記』・『日本書紀』で北陸を平定したとされる大彦命(オオビコノミコト)と他五柱( 天照皇大神、豊受大神、建御名方命、八坂刀売命、水波女神)。コシオウという神社は、中部以北の日本海側に多く見られ、「胡四王」、「腰王」、「故将」などと書く社の例もあり、その由来については以下の説がある。 祭神である大彦命が高志(越)国(現在の北陸地方)の王であったからという高志王説。 秋田城を鎮護する四天王寺が神仏習合して鎮守となった四王堂の四王が、古四王に転訛したという四天王寺説などがある。 本社の由来は高志王説に基づく。 秋田県内では本社の他に、秋田市寺内、にかほ市象潟町、鹿角市八幡平に鎮座する。古代史研究家の新野直吉氏によると、『日本書紀』斉明天皇条にみえる秋田浦の神が北方遠征を行った阿倍比羅夫と接触し,北陸の神高志(越)王と結合したと推測している。また、祭神の一つである大彦命の北陸平定神話から、本社には勝負事の利益を求めて参詣する人もいる。
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