社会的影響と批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/30 20:51 UTC 版)
「トイ・ミー・キー」の記事における「社会的影響と批判」の解説
トイ・ミー・キーは上記にも述べたようにタイプが固定されていないだけでなく、商標登録されてインターネットのみで販売させているため広く批判を受けている。動物愛護団体からは意味のないただの雑種犬で、そのため故に売れ残った犬は棄てられるか処分されてしまう上、インターネットのみの販売のためブリーディングシステムを隠蔽し、平気で近親交配や乱繁殖を行う危険性も高く、展示されている仔犬が重い疾患を持っていてもそれを隠して高値で販売して逮捕された悪徳なブリーダーもいたため、この犬種を禁止するべきであると批判した。他の純血犬種のブリーダーからも無論何百年と受け継がれてきた血統を故意に汚して販売するのは遺憾であると販売を非難しているが、二重純血犬種のブリーダーからも、自分のブリーディングしている犬種と混同されて風評被害に困っていると批判されている。二重純血犬種はただの雑交犬ではなく、血統管理を行って純血種として固定されているため、トイ・ミー・キーとは全く関連がない。風評被害の影響は大きく、愛玩用の二重純血犬種だけでなく、介助用のために作出された二重純血犬種にまでその被害が及び、このために二重純血犬種の介助犬の社会進出が遅れているとの指摘もある。 そのため原産国であるアメリカ国内でもトイ・ミー・キーに対する向かい風は強く、多くの専門家にも中止すべきであるという批判がされていて、犬種としての支持者は非常に少ない。 なお、トイ・ミー・キーの犬種としての支持者はトイ・ミー・キーの犬種クラブだけであるが、雑種犬として、個体としての支持者は動物愛護団体である。そこではトイ・ミー・キーの棄て犬も他の犬種と変わりなく扱い、新しい飼い主を探して保護を行っている。そこでは本種はあくまで雑種犬(英:Mud)としてとらえている。
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