浜マーケット
(磯子商店街商業協同組合 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/18 09:27 UTC 版)
浜マーケット HAMA MARKET |
|
---|---|
浜マーケットのアーケード
|
|
地図 | |
地図
|
|
店舗概要 | |
所在地 | 〒235-0015 神奈川県横浜市磯子区久木町20-5[1] |
開業日 | 1945年 |
店舗数 | 約20店舗[2] |
最寄駅 | 磯子駅・根岸駅 |
最寄IC | 磯子IC |
外部リンク | 公式サイト |
浜マーケット(はまマーケット)は、神奈川県横浜市磯子区久木町にある商店街[1]。運営は磯子商店街商業協同組合が行っている。
概要
磯子区の北部に位置する久木町の国道16号沿いにあり、戦後の闇市をルーツとしている[1][2][3]。南側には磯子警察署、磯子消防署や横浜銀行磯子支店などの古くからの官庁等があり、北側には吉野町や南太田などの南区の町が広がる。
歴史
浜マーケットの始まりは、1945年(昭和20年)に、第二次世界大戦中に戦車が通れるように作られそのまま空地になっていた疎開道路の一部分の約11mの道に、年を越すための日用品や食料などを売る露天商が集まって来て、一間間口(1,8m)の店が10軒ほど並んだというものだった[3][4]。始めはゴザを敷いた上に野菜や乾物を並べるだけだったが、そのうちみかん箱を置くようになったりよしず張りになったりし、1954年(昭和54年)に今のようなアーケードが出来上がった[4]。
その後、商店街は市電の浜停留所前からどんどん小学校の方へ延びていき、その頃は本牧や間門、杉田や岡村などから市電に乗ってたくさんの人がやって来て、狭い通りを押し合い、ベビーカーなどは怖くて入れないほど毎日大賑わいだった[3][4]。警察署や区役所のすぐ近くで磯子区の中心地でもあり、食料品・日用雑貨が良く売れた[4]。
1964年(昭和39年)、根岸線の桜木町〜磯子駅間が開通し、根岸駅や磯子駅のまわりにスーパーや大型店ができ始め、1972年(昭和47年)には市電が廃止される[4][5][6]。その頃から街も人の流れも大きく変わっているが、それでも近所の人たちには無くてはならない大切な商店街だった[4]。
2007年(平成19年)4月27日に放火と見られる火災が発生し莫大な被害を受けたが、その後復旧している[7][8]。
店舗
青果店・鮮魚店・精肉店や菓子店など、20店ほどの店がある[2]。
店舗一覧
アクセス
- 公共交通機関
- 車
- 当商店街との提携駐車場が2ヶ所ある[1][注釈 1]。提携駐車場の精算機で駐車証明書を受取り、2,000円以上の買い物をした際にそのお店で駐車場利用を申し出ると、駐車証明書と交換で、40分無料または60分無料の駐車券またはメダルが1枚進呈される[1]。
- 徒歩
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g “浜マーケット|地図・アクセス”. 磯子商店街商業協同組合. 2025年5月6日閲覧。
- ^ a b c d e “浜マーケット 懐かしくてあたたかいレトロな商店街”. 浜マーケット. 2025年5月6日閲覧。
- ^ a b c d “横浜なのに「かなり地味」"元闇市"がある街の実態 p.3”. 東洋経済オンライン (2025年2月15日). 2025年5月7日閲覧。
- ^ a b c d e f “商店街について - 浜マーケット”. 浜マーケット. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “磯子区歴史年表 昭和21年~45年”. 磯子区総務部区政推進課. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “横浜市営交通100周年 - 廃止から約50年、横浜市電の記憶をたどる”. マイナビニュース (2021年9月1日). 2025年5月6日閲覧。
- ^ “浜マーケット火災による義援金のお願い!”. 磯子商店街商業協同組合. 2025年5月7日閲覧。
- ^ “【横浜の商店街】浜マーケット”. THE YOKOHАМА STANDARD. 2025年5月7日閲覧。
- ^ “浜マーケット - 店舗一覧”. 浜マーケット. 2025年5月6日閲覧。
- ^ “浜マーケット 全店舗マップ”. 磯子商店街商業協同組合. 2025年5月7日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 公式サイト - 浜マーケット
- 浜マーケットのページへのリンク