硫砒銅鉱(Enargite)


山梨県北巨摩郡須玉町増富鉱山
Cu3AsS4 画像の幅約5mm、4cm
黒色の柱状結晶が硫砒銅鉱です。
白いカサカサした感じの珪質岩中に小さな結晶が入っています。
2006年のGWに採集。
硫砒銅鉱(Enargite)


鹿児島県枕崎市西鹿籠 春日鉱山
Cu3AsS4 画像の幅約3mm、3cm
板柱状の結晶が硫砒銅鉱です。
母岩の空隙中に小さな硫砒銅鉱の結晶が観察できます。
硫砒銅鉱(Enargite)

Julcani Mine,Huancavelica,Peru
Cu3AsS4 標本の幅約2.5cm
暗い色をした結晶が硫砒銅鉱です(明るい色の結晶は黄鉄鉱)。
硫砒銅鉱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/23 01:40 UTC 版)
硫砒銅鉱 Enargite |
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黄鉄鉱上の硫砒銅鉱の結晶 (ビュート (モンタナ州))
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分類 | 硫化鉱物 |
シュツルンツ分類 | 02.KA.05 |
化学式 | Cu3AsS4 |
結晶系 | 斜方晶 |
対称 | 斜方晶 ヘルマン・モーガン記号: (mm2) 空間群: Pmn21 |
単位格子 | a = 7.407(1) Å, b = 6.436(1) Å, c = 6.154(1) Å; Z = 2 |
モル質量 | 393.82 g |
断口 | 不規則 |
粘靱性 | 脆い |
モース硬度 | 3 |
光沢 | 鈍い金属光沢 |
色 | 灰黒色 - 鉄黒色、灰色 - 薄茶褐色 |
条痕 | 黒 |
透明度 | 不透明 |
比重 | 4.4 - 4.5 |
文献 | [1][2][3][4] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
硫砒銅鉱(りゅうひどうこう、Enargite)は硫化鉱物の一つで、銅とヒ素の硫化物である。
日本では多量に見られないが、外国では銅の鉱石とされるほど産出する場合がある。完全な劈開を持つことから、ギリシャ語で「明瞭」を意味する" έναργής "にちなみ命名された。
参考文献
- ^ http://www.mindat.org/min-1380.html Mindat
- ^ http://webmineral.com/data/Enargite.shtml Webmineral
- ^ Handbook of Mineralogy
- ^ 松原聰 『日本の鉱物』学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2003年。ISBN 4-05-402013-5。
関連項目
硫砒銅鉱と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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