研究者によるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 01:58 UTC 版)
田代光輝は、ネット経由のいじめ・いやがらせの例として 無断で相手の個人情報を晒すこと 裏サイトなどでの誹謗中傷 自己紹介サイトやメール経由でのいやがらせ なりすまし投稿 などを挙げているとしている。顔見知り同士のいやがらせを「ネットいじめ」、不特定多数から特定個人へのいやがらせを炎上としている。 評論家の荻上チキは、インターネット上におけるいじめ的な書き込みを「反映(オフラインでの関係が書き込まれている度合い)」「影響(その書き込みがオフラインでの人間関係とどの程度因果関係を持つか)」という2つの軸から次の4つに分類している。 ガス抜き型 日常生活でのストレス解消の一環として行われる否定的な書き込み。反映度も影響度も低い。 陰口型 オフライン上でも行われるような陰口を、こっそりとネット上で行っているもの。反映度は高いが影響度は低い。 なだれ型 偶発的に始まった特定の対象をからかう書き込みが、場の空気・雰囲気に押されてオフラインでの人間関係に影響しうるまで加速するケース。反映度は低いが影響度は高い。 いじめ利用型 個人情報の暴露などによって被害を与えたり、いじめの計画を練るためにサイトを利用するといったケース。反映度も影響度も高い。社会学者の内藤朝雄によるいじめの定義「実効的に遂行された嗜虐的関与」に基づけば、4つのうちこのケースだけが「いじめ」に該当することになる。
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