矢田川の支流源流部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/13 14:58 UTC 版)
海上の森内には矢田川(山口川)のいくつかの支流が流れる。 赤津川 篠田川 - 篠田砂防池がある。 海上川 - 物見山が源となる。川沿いの林道が遊歩道となっていて、海上の里があり、上流部は「循環の森」と呼ばれている。北海上川 - 海上川の支流で、海上砂防池がある。 屋戸川 - 砂礫層がむき出しになった湿地があり、小さな池があり遊歩道が敷設されている。湿地にはサギソウ、東海地方の固有種の食虫植物のトウカイモウセンゴケ、ミミカキグサ、ホソバリンドウが自生して、トビケラ、ハッチョウトンボなどの生息地となっている。周辺にシデコブシの自生地がある。シデコブシは東海地方一部の日当たりのよい湿地に分布する落葉小高木で、愛知県のレッドリストの危急種及び環境省による準絶滅危惧の種の指定を受けている。2007年(平成19年)12月16日には、シデコブシの存在とこれからの保全をテーマとした海上の森シンポジウム2007『海上の自然とシデコブシ』が開催された。従来は里山で薪炭利用で間伐が行われシデコブシの生育が保たれていたが、近年はシデコブシ自生地周辺で樹木が密生しシデコブシの生育しにくい環境になっている。このため周辺の間伐などの保全事業が行われている。寺山川 - 屋戸川の支流。 吉田川 - 左岸には海上の森南西端には、あいち海上の森センターがある。右岸に広久手第二池、その上流部に広久手第一池(赤池)がある。
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