矢田川下流域の治水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 07:36 UTC 版)
「矢田川 (愛知県)」の記事における「矢田川下流域の治水」の解説
上流の丘陵地帯の地質が花崗岩であることにより、そこから発生する土砂により、庄内川と合流する河口付近の下流域は古くから水害に悩まされてきた。そのため、輪中を構築してきた。改善策として1930年(昭和5年)には矢田川の付け替え(流路変更)工事が行われている。かつての流路は、北区福徳町・中切町・成願寺を庄内川と挟み込む形になっていたため、その間に存在した村は「川中村」と呼ばれていた。付け替え工事のため、「川の中」では無くなったが、名前は変わらなかったため、現在も「川中町」という地名が残っている。また、かつての流路には細長い校地を持つ愛知県立愛知工業高等学校の跡地があり、かつての川の姿を彷彿とさせている。 庄内川と合流している地点にある小田井遊水地は遊水池としての機能を持ちながら庄内緑地として整備、市民に開放されている。
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