矢田屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/22 15:59 UTC 版)
明治29年(1896年)に月津村出身の初代・矢田松太郎が水害で被災した柴山潟湖畔の宿を買い取って開業。片山津温泉の老舗旅館として「松濤園」、「梅光閣」の2つの旅館を運営し、皇族など多くの賓客も宿泊する高級旅館として発展したが、バブル崩壊後の観光客減少や、団体客から個人客への移行という市場変化への対応が不十分であったことから、過剰債務を抱えて経営不振となり破綻、2005年にリサ・パートナーズが北國銀行、日本政策投資銀行と連携し再生支援することとなり、その後「松濤園」は湯快リゾートが買収し「矢田屋松濤園」として再建し営業中。「梅光閣」は2006年に加賀観光ホテルが買収し、改装して別館「季がさね」として開業し、片山津温泉一の収容人員を誇ってきたが、その後経営破綻し、2014年に新会社「相互開発事業」に移管した。矢田屋創業家の矢田家は、同じく破綻した山代温泉のホテル百万石の吉田家とは親戚。
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