真なる中立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 16:32 UTC 版)
「属性 (ダンジョンズ&ドラゴンズ)」の記事における「真なる中立」の解説
中立の属性は真なる中立、中立にして中立とも表記され、「選ばざる者」、「自然の」属性と呼ばれる。この属性は2つの軸が両方とも中立を示しており、秩序、混沌、善、悪のどれにも強く心惹かれることのない傾向を持つ。自分の家族を養っていくことが最大の関心事である農夫はこの属性を持つ。ほとんどの動物は道徳判断の能力がなく、意識的な判断ではなく本能に導かれているため、この属性を持つ。どの陣営とも好きなようにつきあうような、多くのごろつきキャラクターもまたこの属性である(例えば、利益のためなら自分の商品を戦争中の両陣営に良心の呵責もなく売りつける武器商人)。 真なる中立のキャラクターの一部は優柔不断ではなく、積極的に各属性間の均衡を保つために行動する。彼らは善、悪、秩序、混沌に嫌悪感を持ち、危険な行き過ぎと見るかもしれない。モルデンカイネンはそのようなキャラクターの1人であり、フラネスをある1つの属性や国家が支配することのないように、中立性を超越した哲学に自身を捧げている。 ドルイドはしばしば均衡を取ることに献身するために、この真なる中立の属性となるが、『アドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ』のルールではこの属性を取ることが必須となった。第2版の『プレイヤーズ・ハンドブック』に掲載された例示では、典型的なドルイドは略奪を行うノールの群と戦うかもしれず、逆にそのノールの氏族が絶滅されそうになったならそれを救うためにノールの側に立つであろう、とされる。 ララ・クロフト、『ドラキュラ』のルーシー・ウェステンラ、『スター・ウォーズ』のハン・ソロ(登場初期)は真なる中立である。真なる中立の来訪者はリルマニが知られている。
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