そう‐へんい〔サウ‐〕【相変異】
相変異
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/04 05:45 UTC 版)
相変異とは、
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相変異
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/22 23:37 UTC 版)
密度の変化が個体の形質を大きく変化させる例もある。もっとも著名なのがバッタにおける相変異で、低密度では孤独相が、高密度では移動相となり、集団で移動をするようになる。これに類似の現象はヨトウムシなどにも知られる。 同じように密度による変化と思われるものに長翅型と短翅型が出る翅多型がある。カメムシやアメンボなどに見られるもので、密度が高くなると翅の長い個体が増え、それらは飛行して移動しがちになる。これは、ある生息地が過密になった場合に、新たな生息地を開発することができる効果があると考えられる。 もっともこれには違う考え方もある。ヨツモンマメゾウムシにはよく飛ぶ型と飛ばない型があるが、飛ぶ型のほうが野生型であるとの説がある。飛ぶ型はよく移動し、あまり個体群密度が高くならない。飛ばない型は移動性が低く、高密度で生育する。後者は人間が穀物を貯蔵するようになったことから、彼らはそれを餌にするようになり、飛ばない型はそれに適応したものだというのである。京都大学でこのゾウムシを継代飼育した結果、次第にこの型が増加したとの研究結果がある。それでも、高密度下では飛ぶ型が出現しがちであるという(森下,1979からp.368)。
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