(参考)盲腸線の範疇から外れることもあるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 17:50 UTC 版)
「盲腸線」の記事における「(参考)盲腸線の範疇から外れることもあるもの」の解説
文献によっては盲腸線の一種として紹介されることがあるものの、以下の路線は行き止まり路線であっても盲腸線の範疇から外れることもある。また、そういった路線は培養路線として扱われることがある。 行き止まり路線である本線・幹線 長崎本線、横須賀線(ともに終点の駅で私鉄路線に乗り換えが可能)、鶴見線(各支線を含む)などがこれにあたる。ただし留萌本線は本線を冠する行き止まり路線であるが、地方交通線であるため、盲腸線に含める場合がある。 なお前記のとおり、『レイルマガジン』No.151 1996年4月号「JR盲腸線特集」では、本線を冠する行き止まり路線については省略されているため、留萌本線は紹介されていない。 引き込み線の旅客化 沿線から旅客化の要請がなされたことによるもの。例として、新幹線における博多南線など。中には上越線越後湯沢 - ガーラ湯沢間のように特定の施設へのアクセス目的で旅客化したものもある(路線上は在来線扱いであるが、運行形態上は上越新幹線と一体になっている)。 「車両基地#車庫線を旅客営業している区間」も参照 他社線へ接続している路線 この事例では、伊東線のように元々盲腸線として建設された路線が、のちに接続する他社線が建設されたケース、佐世保線のように接続路線が他社に転換されたケース(この場合、接続路線の廃止に近い)などが挙げられる。 文献によっては盲腸線の一種としてされることもあるが、起点または終点が行き止まりというわけではないので、現状では見解が分かれている。ただし指宿枕崎線はかつては枕崎駅で鹿児島交通に接続していたが、鹿児島交通枕崎線が廃線となったため、盲腸線扱いされる。 特定の施設へのアクセス 空港へのアクセスを目的とした空港連絡鉄道(例:関西空港線)、港湾への貨物輸送を目的とした臨海鉄道、住宅地へのアクセスを目的としたニュータウン鉄道など。 これらの路線は、目的地への行き止まり線として建設されることもあり線形上は上記の「培養線機能の衰退」に挙げられる路線と似ているが、輸送上重要な役割を果たしていることから、盲腸線に含めるかどうかは見解が分かれる。
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