百済三書とは? わかりやすく解説

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百済三書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 02:49 UTC 版)

百済三書(くだらさんしょ)は、『百済記(くだらき)』・『百済新撰(くだらしんせん)』・『百済本記(くだらほんき)』の3書の総称(以下「三書」と略記する)。いずれも百済の歴史を記録した歴史書で、現在には伝わっていない逸書であるが、一部(逸文)が『日本書紀』にのみ引用されて残されている。


注釈

  1. ^ 「職麻那加比跪」は編者自身が千熊長彦かと記しており[2]、「沙至比跪」は葛城襲津彦の伝記として引用されている[3]

出典

  1. ^ 原文は、「百済開国已来、未有以文字記事、至是得博士高興、始有書記」。
  1. ^ a b 日本古典文学大系『日本書紀 上』(岩波書店、1967)巻第九補注37。
  2. ^ 神功皇后紀摂政47年4月条分注
  3. ^ 神功皇后紀摂政62年条分注
  4. ^ 今西 1970, p. 79.
  5. ^  金富軾 編「卷24」(中国語)『三國史記』。ウィキソースより閲覧。 
  6. ^ 三品 1962, pp. 103–105.
  7. ^ 今西 1970, pp. 79–80.
  8. ^ 『日本の歴史1 神話から歴史へ』P352、中央公論社、1973。
  9. ^ 遠藤慶太「古代国家と史書の成立」(初出:『日本史研究』571号(2010年)/所収:遠藤『日本書紀の形成と諸資料』(塙書房、2015年)) ISBN 978-4-8273-1272-0
  10. ^ 井上光貞『日本の歴史1 神話から歴史へ』中公文庫、2007年,278-279頁,「百済記」については特に382-384頁


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