発足と活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/28 01:26 UTC 版)
台北の漢方医である黄玉階(1850-1918)は纏足の追放を訴え、1900年(明治33年)3月15日に「(台北)天然足会」を発起し、県当局に登録申請を行い、「解纏足(纏足をほどく)」運動の幕を開けた。同時に学校教育や新聞、雑誌などの宣伝指導を通じて運動を広めた。しかし、纏足は、千年近く続く漢民族の伝統となっており、会員の家族ですら纏足を止めないなど、その追放は容易ではなく、一時活動の停滞を余儀なくされた。1903年(明治36年)に入ると、纏足追放の気運が再び高まり、台北のみならず台湾各地に支部が結成された。大正に入ると、台湾総督府も積極的に纏足追放に乗り出し、1915年(大正4年)保甲の規約にも纏足禁止する条文を明記し、違反者は保甲連座法で処罰した。その後、纏足の風習は廃絶されるに至った。
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