甲田療法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:18 UTC 版)
甲田療法は、西式健康法を改良して考案された民間療法である。野菜をすりつぶした青ドロを使う西式健康法とは異なり、青ドロをこした青汁を使用する。一日二食、カロリーを1600kcal以下に抑えた食事を何ヶ月にも渡り続ける。食事は主に玄米(あるいは生玄米)、豆腐、青汁で、使用される薬は緩下剤である水酸化マグネシウム(スイマグ)のみ。一日2リットル以上の水、もしくは柿茶の摂取を推奨する。同時に温冷浴、毛管運動、金魚運動を毎日実践する。こうした食生活を毎日続けていくと体重が減ってくるが、あるところで体重の減少が止まり、やがて、大量の宿便が排泄され、体重が増え始める。この体重の変化を、甲田は「甲田カーブ」と呼ぶ。大量の宿便が排泄されると、体質が改善して体の中の胃腸の吸収が良くなり、やがて患者の体重は同じ食事の量であるにもかかわらず徐々に増加して行き、適正体重になると体重の増加は止まる。これらの過程で患者の抱えるあらゆる病気は改善し、再び元の健康体になると主張する。
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