産業への影響
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富山テレビ製作のドキュメンタリー番組『不可解な事実 ~黒部川ダム排砂問題~』では、2008年に富山県において網にかかったヒラメをヨコエビが食い荒らしているという映像が紹介され、出し平ダムからの排砂に含まれる有機物による富山湾の富栄養化が原因の一端とされる報道がなされた。このヨコエビはフトヒゲソコエビ類の中のクツミガキソコエビ科に属するAroui onagawae (Takekawa & Ishimaru, 2000)であるが、大量発生のメカニズムについては明確になっていない部分が多い。 腐肉食性のヨコエビは魚の死骸をいちはやく分解する特性をもつ故に、えびかご漁業において生餌として仕掛けられているスケトウダラやニシンを完食し、ホッコクアカエビやトヤマエビの漁獲効率を低下させるとされている(飯田 et al. 2011)。 渓流に生息する淡水ヨコエビは、しばしばワサビを食害することが指摘されている。2009年には長野県安曇野で被害があり、オオエゾヨコエビJesogammarus jezoensisによるものと考えられている。また、島根県ではニッポンヨコエビGammarus nipponensisによる食害が指摘されているほか、静岡県でもヨコエビによる食害が報告されている。外来種であるフロリダマミズヨコエビCrangonyx floridanusもワサビに対する嗜好性が実験的に確かめられており(古屋 2011)、警戒の対象となっている。
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産業への影響
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