生態学および行動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 06:15 UTC 版)
「サバクネズミカンガルー」の記事における「生態学および行動」の解説
地上棲で、低木が散在する半砂漠地帯に生息する。いつも単独でいて、植物が茂っている間の地面に深さ10㎝程の浅いくぼみを掘り、草や枯葉を敷いて円形の巣を作り、休憩場とする。なにも生えてなくて見通しのいい場所だと、小枝や草の茎を集めて簡単な屋根を作るという。時々、巣から顔を出してあたりを見渡す習性がある。性質は大人しく、夜動き回っては草を食べる。アボリジニの話では、他のネズミカンガルーほど草の根や地下茎を食べないらしいが、前足の爪が発達しているところから見て、地下茎もよく食べるのであろうと推定されている。乾燥に強く、水場から遠く離れたところでも見られる。不格好な割に走るのは速いらしく、1頭の個体を捕らえるのに、ウマ3頭を乗り継がなければならなかったので、持久力も高かったとされる。 この種は、ほとんどの時間を巣で覆い、夕暮れ時に出現して摂食。 このことからそれは少なくとも部分的に夜行性である。
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