生態・その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 05:44 UTC 版)
用心深く身を隠すのが巧いため、派手な色彩とは裏腹に、棲息地でも野外で見かけることは困難である。そのため、野生下での繁殖行動や食性については不明な点があるが、飼育が容易で動物園や個人で飼育される機会が多く、ある程度のデータは判明している。発情期になるとオスは金属的な声をあげて他のオスを牽制し、同時にメスを呼ぶ。また、メスの前に立ったオスは尾羽を広げる、襟の飾り羽を広げるなどの求愛行動を示してメスの気を惹く。前述の通り飼育が容易であるため、1740年頃から海外に愛玩目的で輸出されていた。原産地では古くから知られ、装飾品や絵画の題材にされていたが、西欧の学者間ではあまりにも豪奢な体色から実在が信じられず、長らく想像上の鳥と思われていた。なお、『山海経』の記述によると古代の中国では、この鳥類の羽毛を火伏せの護符として用いていたらしい。 また、中国が明の時代、災いを防ぎ、不老長寿、秦の始皇帝に出されたとされて、その明国の使者に料理を用意する話が、韓国ドラマ、宮廷女官チャングムの誓い 6話に出てくる。明国の皇帝陛下自ら使者に託した。それを使っての料理という話があるので、特権階級の薬膳料理としての使われ方もある模様。更に日本でもそのキンケイを使った料理、金鶏のクリスピー揚げ なる料理がある事から、極一部の高級料理食材としての一面がある。
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