環礁の動物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 22:40 UTC 版)
環礁では26種の海鳥や海岸に住む鳥が生息している。これらのうちカツオドリ、アカアシカツオドリ、オオグンカンドリ、アカオネッタイチョウ、セグロアジサシ、シロアジサシ、クロアジサシ、そして恐らくクロサギも、1988年から人工繁殖が行われている。また渡り鳥としてはハリモモチュウシャク、キョウジョシギ、メリケンキアシシギ、ムナグロ、及びミユビシギが居る。これらの鳥は、特に北部の3つの島(シビラ島、カムウォーム島、そして無名の島)に多く住み着いている。またボカック島は、コミズナギドリが恐らく唯一人工繁殖されている島として知られている。 シビラ島にはポリネシアネズミが生息しているが、より活発なクロネズミは環礁から居なくなった様である。環礁の一般的な陸上生物は、スネークアイトカゲとヤドカリである。 環礁の海洋生物の状態は概ね良好であるが、一部に環礁の分裂の可能性が見受けられる。環礁で研究者たちは海洋性のカメを見つけていないが、ポリネシア人の狩猟習慣はカメの存在に関しての根拠と見なされている。例としては、巨大な二枚貝の一族であるシャコガイは、希少種のオオジャコガイを除いて豊富である。また小型の二枚貝類は存在しているが、数種の小型の貝類は見つかっていない。環礁の魚類は、主にフエフキダイ科やブダイ科、そしてフエダイ科である。またウツボとオグロメジロザメも存在している。また、およそ100種の石サンゴ目と、2種のウミトサカ目も存在している。
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