環状集石群とは? わかりやすく解説

環状集石群(ストーン・サークル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 18:11 UTC 版)

阿久遺跡」の記事における「環状集石群(ストーン・サークル)」の解説

この環状集石群の規模長径120メートル短径90メートル、幅30メートルで、約20個のこぶし大から人頭大の河原石をドーナッツ状に配するのであるドーナッツリング中央立石構造があり大小24個の板状角柱石(安山岩)と半径1メートル円形に8個の平石囲んでいて、その周り人骨埋葬した思われる竪穴河原石を直径2-3メートル円形積んだ集石遺構多数取り巻いている。約700余り土壙墓があると推定されている。さらに、この集石墓から約50-100メートル離れたところに、ほぼ同じ時期竪穴住居址が南と東に分かれそれぞれひとまとまりになって分布している。これらの立石・集石群は、中央の立石からドーナツ状の集石群の間を通して蓼科山を拝望できるように作られ祭祀場であった考えられている。 これだけの大遺跡一つ集落だけで造ったものでなく、この地域存在する集落群村落)の労働力集中して造られたと推測できるこのように縄文社会は、村落をあげての共同労働共同作業管理運営組織存在した社会であった想像する難くない

※この「環状集石群(ストーン・サークル)」の解説は、「阿久遺跡」の解説の一部です。
「環状集石群(ストーン・サークル)」を含む「阿久遺跡」の記事については、「阿久遺跡」の概要を参照ください。

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