環境省レッドリストの見直しと今後の方針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 04:57 UTC 版)
「トキ」の記事における「環境省レッドリストの見直しと今後の方針」の解説
「鳥類レッドリスト (環境省)」も参照 2019年(平成31年)1月に発表された環境省レッドリスト2019では、トキのカテゴリを「野生絶滅」から1段階下の「絶滅危惧IA類」へ見直した。これは、放鳥の結果、「野生絶滅」の状況を満たさない状況が5年継続した、と評価されたためである。 2020年(令和2年)時点で、野生下で足環管理されているのは、全て「洋洋」「友友」「美美」の子孫である(前述の系図も参照)。そのため、血縁占有度は依然として始祖3羽に大きく偏っており、今後も「華陽」「溢水」の子孫を多く放鳥していく方針である。 2025年(令和7年)のロードマップ策定にあたり検討されている今後の目標は、下記の通り 「国内のトキが自然状態で安定的に存続できる状態」となること とし、具体的な目標は引き続き検討するものの、当面の目標は下記の通り。 成熟個体数が1000羽以上 複数の地域個体群が確立 地域個体群の間で遺伝的な交流がある 生息密度が過密にならない (注:佐渡島の環境収容力は1006~1360羽と予測されている)
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