球磨拳とは? わかりやすく解説

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球磨拳(くまけん)

球磨焼酎宴席で行うジャンケン似た座興。北小屋拳(きたごやけん)ともいう。二人差し向かいで指五本を使う六種の拳を振り指数一本多い時のみ多い方が勝ち、続けて二度勝った時「一(いっ)チョ、二(に)ィ」などの大き掛声勝負決まり勝者は拳駒(けんごま)を一本取り敗者チョク一杯焼酎を飲まねばならない。指が二本差以上はノーカウント角力(すもう)、十拳三本とりはぎなどの勝負法のほか、あだ声罰杯などの罰則もあり、検杯という審判がつくこともある。また、前記二度続けて勝をとるソク対しチラシという古式別法もある。

球磨拳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 09:41 UTC 版)

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球磨拳(くまけん)は、熊本県人吉市周辺で遊ばれている拳遊びの一種。片手で0から5までの形を作って同時に出し、優劣を競う。江戸時代参勤交代の頃より始まったと伝えられている。

毎年8月に熊本日日新聞社主催で大会が催されている。

6種の手形の内3つがじゃんけんと同じであるので、じゃんけんの元になったとも考えられるが、球磨拳はグーがパーに勝つ等勝敗が逆である。

数字 映像 備考
0 すべての指を握る
グー
1 親指のみ開く
2 親指と人差し指を開く
チョキ
3 中指、薬指、小指を開く
4 親指以外を開く
5 全て開く
パー

勝敗

数字が一つ多い方が勝つ。例えば1は0に勝ち、2は1に勝つ。ただし0は5に勝つ。それ以外は無勝負(あいこ)。

遊び方

「ひい」「ふう」「さん」の合図で打ち出す。通常2回続けて勝つと勝ちとなる。

試合形式

1チーム5人編成で、2チーム10人が5組になって向き合って座る。各組の間には台を置き、その台の上に棒を10本乗せ、1回勝ったら勝った方が棒を1本取り10本の棒が無くなるまで10回対戦する。

5組全部の対戦が終わると、片方のチームが1人ずつずれ、新たな組み合わせとなって10本の棒を取りあう。これを繰り返し1人が相手チーム5人全てと対戦する。

合計250本の棒からより多くの棒を取ったチームを勝ちとする。

団体

  • 人吉球磨拳保存会
  • 中原球磨拳保存会



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