虎拳とは? わかりやすく解説

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とら‐けん【虎拳】

読み方:とらけん

拳の一。近松門左衛門の「国性爺合戦」により、腰をかがめて(つえ)をつく姿を母親、こぶしを振り上げてにらむ姿を和藤内、這(は)って出る姿を虎とし、母親和藤内に、和藤内は虎に、虎は母親に勝つとするもの。酒席余興として行う。


虎拳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 08:16 UTC 版)

虎拳 『拳会角力図会』 1809年

虎拳(とらけん)は、で区切られた左右の部屋で、・女物・鉄砲のいずれかを身につけて待ち、襖を開くと、虎>老婆>鉄砲(和藤内あるいは加藤清正)>虎という三すくみで勝負がつく拳遊び。囃子歌から「とらとら」とも呼ばれる[1]

遊び方

屏風仕立てのフリがつくお座敷遊びとしての拳遊びの中の最大規模のもの[要出典]。襖で仕切られた部屋3室と、虎の毛皮、女物の衣裳、鉄砲のセットが2つ必要。

花街では部屋に屏風を立て、「虎」は四つん這いで表現、「老婆」は杖を突く身振りで表現、「武将」は拳を腰に当てるジェスチャーで表現して遊ぶものが 現在の主流である[要出典]。屏風から出てきたときに、相手が予想もつかない格好をしているところに面白さがある[1]

虎が老母を襲い、和藤内がその虎を破って、老婆は自分の息子の和藤内に勝つという三すくみ。近松門左衛門浄瑠璃国性爺合戦』から誕生した拳遊びである[1]

祇園では、虎退治の話なので和藤内が加藤清正に変わっている。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 渡辺2009

参考文献

  • 渡辺憲司 『祇園のしきたり』青春出版社、2009年、180-181頁。ISBN 9784413042420 

虎拳(こけん)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 16:01 UTC 版)

シグルイ」の記事における「虎拳(こけん)」の解説

手首用いた当身技。虎眼はじめ多く門人使用する基本技だが、あまりの速度ゆえ常人動体視力では捉えることもかなわず、その威力一撃人体を骨ごと破壊する空手で主に払い技として使用されている「孤拳」と類似しているが、作中では幾人かこの技で撲殺されており、明らかに攻撃用である。

※この「虎拳(こけん)」の解説は、「シグルイ」の解説の一部です。
「虎拳(こけん)」を含む「シグルイ」の記事については、「シグルイ」の概要を参照ください。

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