現代やくざ 人斬り与太とは? わかりやすく解説

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現代やくざ 人斬り与太

原題:
製作国:日本
製作年:1972
配給:東映
スタッフ
監督:深作欣二 フカサクキンジ
脚本:石松愛弘 

深作欣二 フカサクキンジ
企画:俊藤浩滋 シュンドウコウジ

吉田達 ヨシダトオル

高村賢治 タカムラケンジ
撮影:仲沢半次郎 ナカザワハンジロウ
音楽:津島利章 ツシマトシアキ
美術:中村修一郎 ナカムラシュウイチロウ
編集:田中修 
録音:小松忠之 コマツタダユキ
スチール:遠藤努 エンドウツトム
助監督:橋本新一 ハシモトシンイチ
照明:元持秀雄 モトモチヒデオ
キャスト(役名
菅原文太 スガワラブンタ (沖田勇)
安藤昇 アンドウノボル (矢頭俊介
渚まゆみ ナギサマユミ (君代)
小池朝雄 コイケアサオ (木崎
三谷昇 ミタニノボル (谷口
藤里まゆみ フジサトマユミ (かつ子)
谷本小夜子 タニモトサヨコ谷本小代子 (勇の母
小林稔侍 コバヤシネンジ (鉄男
地井武男 チイタケオ (安夫)
室田日出男 ムロタヒデオ (宮原
土山登志幸  (風間
諸角啓二郎 モロズミケイジロウ (滝川
内田朝雄 ウチダアサオ (大和田英作)
待田京介 マチダキョウスケ (郡司猛夫
潤まり子 ジュンマリコ (ユカリ
小林千枝 コバヤシチエ (かおる)
藤山浩二 フジヤマコウジ (牢名主
八名信夫 ヤナノブオ (唐沢
伊達弘 ダテヒロシ (川辺
解説
やくざ組織挑戦する愚連隊組織の中で巧みに泳ぐ二人の男を通して暴力”のナマの姿を描く。技術的には、ノーライト、ノーレフ、手持ちカミラ望遠レンズ○○ミリ主体し、また全篇倍増現像粒子荒れた画像出している。脚本は「博徒斬り込み隊」の石松愛弘監督脚本執筆している「軍旗はためく下に」の深作欣二撮影は「喜劇 セックス攻防戦」の仲沢半次郎
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
川崎のうす汚れた売春街に住んでいる沖田勇は、売春婦だった母親死んでからは、チンピラの手となって馳げずりまわっていた。そして、感化院シャバ往復しているうちに、男は街の愚連隊番長となっていた。ところが、何年かたって滝川組が川崎牛耳るようになった組織支配されるのを嫌う勇は、滝川組と対立し組員を斬って刑務所入り。勇を失った仲間は自然離散していった。それから五年--。日本終戦後復興処理が急速に進みあちこち都市では、大きなビルディング建ち、その姿を変えていった。川崎例外ではなく、ただ勇が住んでいた売春街の一角だけは取り残され今だに昔の面影残していた。勇が出所したのはそんな頃だった。彼の眼に写ったのは街の変貌であった暴力団絵図変り、現在は、滝川組と新興暴力団の矢頭組の二つ組織川崎二分していた。勇はかつての愚連隊仲間の安夫、鉄男サブ次郎、それに勇の女君代、一匹狼木崎達と手を結び再びこの川崎羽振りをきかそうと二つ組織相手とるべく立ち上った手始めに、滝川の子分達をつぎつぎと痛めつけていった狂った野獣のように暴れまくる男達滝川黙って放っておく筈がなく、ある夜、数人の子分を使いサブ達を袋だだき、勇も拳銃撃たれ負傷してしまう。この両者抗争静観していた矢頭組組長矢頭は、勇達を傘下置こう木崎口説き桜会という組織結成。矢頭組が勇達の後押しをするとなると滝川手出し出来なくなる。そこで滝川はこの機会に矢頭組をも壊滅させるべく関西暴力団大和会々長・大和田英作をかつぎ出す。やがて、川崎の街には、大和行動隊郡司組を始めぞくぞく同系の組織集結する。傷がすっかり癒えた勇はこの大和会の圧力最後まで抵抗しようと意気込む一方、矢頭は、この不利な状況に、幹部風間滝川暗殺命令その夜風間は見事滝川暗殺成功。しかし自らも大和会の白刃倒れる。幹部一人失ってまでも滝川殺ることを強行した矢頭の頭には滝川組を潰し大和組手を握りたい冷酷な考えがあった。大和田もこの矢頭の度胸惚れこみ手を組むことに同意する。しかし、今だに抵抗続け桜会抹殺するという条件出した川崎工場跡のアジトたてこもり必死に抵抗していた勇達は、矢頭が大和田手を結んだ事を知り愕然とする脅える子分達を思った勇は自ら指をつめ詫びを入れるのだった。これで全てが終ろうとした時、君代が郡司組に殺される押し黙ったまま、君代の死骸を見つめる勇は、遂に怒り爆発。矢頭、郡司等に向って突進するが、多勢に無勢背後より銃弾が勇の背に撃ち込まれる倒れる勇。立ち去ろうとする矢頭はじっと身動きせぬ勇を瞶める。「これが“やくざ”だ」と言わんばかりに

現代やくざ 人斬り与太

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/25 04:04 UTC 版)

現代やくざ 人斬り与太』(げんだいやくざ ひときりよた)は、1972年5月6日に公開された日本映画菅原文太主演、深作欣二監督。「現代やくざシリーズ」第6作で、同シリーズ最終作。及び、「人斬り与太シリーズ」第1作[1][2]


  1. ^ 人斬り与太 狂犬三兄弟 | 東映ビデオオフィシャルサイト
  2. ^ 「菅原文太 一番星になった男」『キネマ旬報』2015年2月上旬号、キネマ旬報社、22頁。 
  3. ^ 工藤公一「新・世界の映画作画と新作研究10 深作欣二 『深作欣二全自作を語る』 『現代やくざ 人斬り与太』『人斬り与太 狂犬三兄弟』」『キネマ旬報』1992年9月下旬号、キネマ旬報社、110頁。 
  4. ^ a b c 総特集=菅原文太-反骨の肖像- /【追悼】 野良犬のように 文・上野昂志」『現代思想』2015年4月臨時増刊号、青土社、13頁、ISBN 978-4-7917-1298-4 
  5. ^ a b 追悼番組・映画馬鹿一代吉田達の番組再放送致します「ユーストリーム公式番組」Gアクション – 公式YouTubeオーファクトリーエンターテイメント
  6. ^ 総特集=菅原文太-反骨の肖像- /【討議】ヒーローの虚像と実像(1976年)菅原文太+川本三郎」『現代思想』2015年4月臨時増刊号、青土社、46–47頁、ISBN 978-4-7917-1298-4 
  7. ^ 総特集=菅原文太-反骨の肖像- /暴力の使い途 俳優・菅原文太 文・鈴木一誌」『現代思想』2015年4月臨時増刊号、青土社、101頁、ISBN 978-4-7917-1298-4 
  8. ^ 『別冊漫画アクション』1981年2月27日号(4号)
  9. ^ 現代やくざ 人斬り与太”. 日本映画製作者連盟. 2022年11月14日閲覧。


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