現代におけるラミントン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 21:57 UTC 版)
「ラミントン (菓子)」の記事における「現代におけるラミントン」の解説
ラミントンはオーストラリアや南アフリカのスカウトやガイド、教会のユース・グループによって募金活動として売られることがあり、それらは「ラミントン・ドライブ」と呼ばれる。また、ラミントンは商業用のパン屋で平板状に作られ、そこから40mmほどのキューブ型に切り分けられる。ケーキをチョコレートのアイシングに浸してココナッツの中で転がす作業はボランティアがチームとなって共同作業で行う。一般的に1ダースごとに包装され、注文しているコミュニティー内で配られる。業務用のラミントンも売られる。 ラミントンはアメリカのクリーブランドでも何十年にもわたって人気である。通常そこでは、ラミントンはココナッツ・バーと呼ばれる。ロサンゼルスなどの街でクリーブランドの住民が経営するパン屋もそれらを様々な名前をつけて作る。クリーブランド・バーやラム酒エキスをチョコレートアイシングに加えて作られるラム・バーといったものがある。 レモンやラズベリー、苺といった様々な味のラミントンも人気になってきている。 2006年、7月21日はナショナル・ラミントン・デイとオーストラリアにおいて制定された。 2006年の9月、クイーンズランドのナショナル・トラスト団体がラミントンをクイーンズランド市をよく象徴するものの一つとして挙げた。 世界で一番大きいラミントンを作る試みも行われている。最も新しい成功した試みは、2011年の6月11日にオーストラリアのトゥーンバで、クオリティー・デザーツ社とトゥーンバ商業会議が2361キロのチョコレート・ラミントンを作ったものでギネス記録を更新した。この巨大なラミントンは切られて売られ、その利益は地元の小児科の基金としてあてられた。クオリティー・デザーツ社のこの記録は、イプスウィッチ市議会が2009年、ラミントン卿のひ孫と姪がオーストラリアを訪れた際に作った記録である1360キロを越えた。
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