玄武-3シリーズ
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「玄武 (ミサイル)」の記事における「玄武-3シリーズ」の解説
玄武-3シリーズモデル射程タイプ備考玄武-3A 500 km 巡航ミサイル - 玄武-3B 1,000 km - 玄武-3C 1,500 km - 玄武-3は、玄武-3A、玄武-3B、玄武-3Cの3タイプが開発されているが、射程500kmの玄武-3Aが実戦配備となっており、2006年末には、推定射程1,000km級の玄武- 3B巡航ミサイルの試験発射に成功し、量産体制に入っていると伝えられた。2010年7月には複数の韓国メディアにより、射程1,500kmの玄武-3Cが実戦配備されたことが報じられた。 この玄武-3より巡航ミサイルとなった経緯は、米韓ミサイル指針で規約されているミサイルの射程の制限が巡航ミサイルでは受けなかったことに由来する。ただし弾頭重量に関する制限は存在し、2012年10月の2度目の米韓ミサイル指針改定で初めて、射程300km以下のミサイルにおいては弾頭重量無制限、射程300km以上の場合は500kgまでの開発と保有が認められた。 北朝鮮全域は韓国首都であるソウルから500km圏内であり、中国の首都である北京まではソウルより920kmであることから、玄武-3Bと玄武-3C巡航ミサイルの射程圏内に入ってくる。また玄武-3Cは日本の主要都市も射程に収めている。 2012年4月19日、大韓民国国防部は、北朝鮮のミサイル発射実験への牽制として、玄武-2Bと、玄武3B若しくは玄武3Cのミサイルの発射と着弾シーンを収めた動画を公開した
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