狄戎諸民族軍の首長たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 09:15 UTC 版)
「臏 〜孫子異伝〜」の記事における「狄戎諸民族軍の首長たち」の解説
単于の遠征軍に属している民族国家の首長たちであり、なおかつその指揮官でもあるが、民族の首長という立場から一応単于とは同格の立場である。彼らは単于に忠誠を誓っているものの、単于の傲慢な態度に不満を抱いている。民族間でもいがみ合っているため、利害関係にかなり敏感であり、単于は残灰觔総攻撃で「民族の序列を決める」として彼らをうまく扱っている。この不協和音を単于は「仲がいいな」と皮肉っている。 租臥(ソルガ) 東胡(とうこ)の首長。自分の民族の被害を最小限にして、いかに利益をとるかということを念頭に考え弱腰な戦いをしたため、ゼントツに「無能怯弱 腐れ塵(ゴミ)」と吐き捨てられている。また、刃怒の能力を認めているものの、半面ではかなり恐れている。総攻撃の際、自分の民族の死傷者が二千名を超していることを知り、被害を抑えることを考えて一時退却を単于に申し出たために、その怒りを買って殺された。そのため東胡は別の人物が率いることとなった。 迂婁(ウルス) 白羊(はくよう)の首長。総攻撃の際、城壁をなかなか攻め落とせないことに苛立ちを覚え、親衛隊を率いて突撃したが、宋政に殺されてしまった。 岑莫(シンモ) 烏孫(うそん)の首長。高仲の簡単な罠に嵌り討ち死に。 都壺留(トゴル) 丁霊(ていれい)の首長。冒曼単于が田忌に止めを刺そうとした所を邪魔して自分の戦功にしようとしたが、単于に激怒され叩き割られた。 渠鞮(ゴタイ) 宇文(うぶん)の首長。章何を霞遠が矢で撃ち殺した後移動しようとしたが、裴煽に激怒され討ち死に。 このほかにも多数の首長がいるようである。
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