犯人の逮捕と死
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 06:02 UTC 版)
「コロンビア邦人副社長誘拐事件」の記事における「犯人の逮捕と死」の解説
12月6日、国軍はボゴタ郊外キピーレで、副社長を誘拐・監禁していたFARC第22戦線所属の兵士2人を拘束した。2人は副社長の殺害直前まで副社長の監視役を務めており、国軍部隊が接近してきたためキャンプから逃げたが、司令官が副社長の殺害を命じたと証言した。拘束された2人は副社長の殺害には関わっておらず、2人が逃げた直後に銃声が聞こえたという。 また、副社長殺害の2日前、第22戦線の兵士2人が国軍に投降し、副社長の監禁場所を教えた。国軍は、国軍部隊の接近を察知したゲリラが、人質奪還を恐れて副社長を殺害したものと断定した。 12月15日、DASはボゴタ郊外で副社長の殺害に関与したとみられるFARC第22戦線の指揮官ウィルメル・アントニオ・マリン・カノを逮捕した。カノは同年2月にボゴタ市内で発生した高級ナイトクラブ爆破事件に関与した疑いが持たれていた。同26日、コロンビア検察庁はカノを誘拐と殺人で起訴した。 2004年1月9日、国軍はボゴタ郊外グジェッタで副社長の殺害を実行したとみられるFARC第22戦線の兵士「通称・ヘレミアス」を銃撃戦の末に射殺した。国軍はこの日、拘束した別の兵士2人の供述から、ヘレミアスが副社長を殺害したと判断した。 2005年5月2日、DASはボゴタ郊外で副社長の誘拐に関与したとみられる3容疑者を逮捕した。 2006年8月31日、コロンビア検察庁は副社長の誘拐を計画したとして、FARC最高幹部マヌエル・マルランダを起訴した。検察当局は誘拐がFARCによる計画的犯行だったと断定した。 2009年3月2日、コロンビア国軍は副社長の誘拐・殺害に関与したとみられるFARC幹部を逮捕した。
※この「犯人の逮捕と死」の解説は、「コロンビア邦人副社長誘拐事件」の解説の一部です。
「犯人の逮捕と死」を含む「コロンビア邦人副社長誘拐事件」の記事については、「コロンビア邦人副社長誘拐事件」の概要を参照ください。
- 犯人の逮捕と死のページへのリンク