特徴・生活環とは? わかりやすく解説

特徴・生活環

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 08:04 UTC 版)

クロララクニオン藻」の記事における「特徴・生活環」の解説

クロララクニオン藻は、生活環の中で以下の三つ形態をとる。いずれの細胞葉緑体持ち光合成を行う。 糸状仮足を持つアメーバ細胞 細胞壁を持つ球状細胞鞭毛遊泳細胞 通常アメーバ型であり、二分裂によって無性的に増殖する。この型の細胞仮足による移動行いバクテリアや他の藻類場合によっては同種取り込んで捕食する事もある。環境条件変化する耐久性シスト的な役割を持つ球状細胞となり、再び増殖適した条件が揃うまで待つ。この状態の細胞積極的に分裂しない遊泳細胞環境の変化生じるが、具体的な誘導条件など不明である。代表種のChlorarachnion reptans は3型全ての形態をとるが、属によってはアメーバ型や遊泳細胞を欠くもの、或いは遊泳細胞のみで生活するものなど様々である。 クロララクニオン藻特徴葉緑体にある。色素組成緑色植物同様にクロロフィルa/bと種々のカロテノイドだが、葉緑体膜は4重(緑色植物は2重膜)である。葉緑体突出型のピレノイドpyrenoid)を持ち、このピレノイド形状は属レベル分類基準として用いられている。また、内外2枚葉緑体膜の間にはヌクレオモルフ呼ばれる細胞小器官がある。これはDNA含んでおり、葉緑体の元となった共生藻退化したものとされている。このDNA配列用いた分子系統解析結果光合成色素組成から、葉緑体緑藻由来であると考えられている。このヌクレオモルフは、全真生物の中でクロララクニオン藻クリプト藻葉緑体紅藻由来)、一部渦鞭毛藻にしか存在しない

※この「特徴・生活環」の解説は、「クロララクニオン藻」の解説の一部です。
「特徴・生活環」を含む「クロララクニオン藻」の記事については、「クロララクニオン藻」の概要を参照ください。

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